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乃蒼ヒカリさんのこと。

これは2024年5月21日に書き始めたものです。2023年の12月下旬から欠場、そして活動休止になり理由が明確にならないまま2024年5月15日に所属していたアップアップガールズ(プロレス)を卒業し東京女子プロレスも卒業と発表されました。またこの卒業に関して本人からの挨拶はもちろん、本人からのコメントもなくプロレスの引退試合なども行われないまま団体からのリリースのみで卒業(引退)となってしまいました。

私はそんなに交友関係も広くないですし乃蒼ヒカリさんのファンの友人もほとんど居ません。アイドルにもかなり疎いのであくまでもプロレスラーとしての乃蒼ヒカリさんのファンであります。あくまでも一プロレスファンの意見だと思っていただけると有り難いです。今回の卒業にあたりXなどのSNSで反応を追っかけていましたが本当に愛されたプロレスラーだったと思います。SNSには彼女の卒業を嘆く声が多く、また憶測で他団体に行くのではないか?などの見解や願望などもあり注目度もかなりあって、やっぱり注目されてたんだなと嬉しくもあり複雑な心境でした。

私は一ファンです。だから卒業の本当の理由は分かりません。ただある噂レベルの話をよく耳にし、少なからず今回の卒業に関係していると思っています。この話が本当であるなら、その当事者を許すことは一生無いですし何かしらの報いを受けて欲しいとすら思っています。ただ事実は当人しか分かりませんし、私が聞いた内容やその噂の当事者を晒そうという気持ちは胸の中に押し込めて必死に押さえ込んでいます。ですが私は報復などを考えている訳ではありません。そもそも報復することも報復されることも望んではいません。このnoteはあくまでも私が大好きだった乃蒼ヒカリさんのことや私の想いを書きたいと思います。

魅力あふれる存在だった乃蒼ヒカリ

2018年1月にプロレスデビューした乃蒼ヒカリさん。当初はほとんど興味はありませんでした。おじさんである私は当初アイドルとプロレスラーの二足のわらじ的なスタンスが好きじゃありませんでした。だからあまり興味もなくオープニングでの歌のコーナーなどを余興レベルで見ていたダメなファンだった訳です。当時は東女ファンになりたての時期でもあり、魅力的な選手が多いですから乃蒼ヒカリさんにはほとんど興味が無かったと思います。
ただ観戦しながら写真を撮りそれが楽しくなってきていた頃でもあり、選手の細かな動きや表情に注目するようになって乃蒼ヒカリさんにも興味が出てきます。そしてある試合中に舌のピアスに気づいたんです。ファンの方には当たり前に知ってた情報だったと思うんですけど初めて知った私はカッコいいなあという印象でした。
そんな時に初めて売店に行くことになって初めてのワンショットを撮ることになったんです。

初のワンショットがコレ。

その前に一度、タッグチームでの撮影会には参加したことがあったんですけどワンショットは初めて。どんな会話をしたかは緊張してたし覚えてないんですがこのワンショットを撮りました。実はこの時覚えているのは舌のピアスの話はしていなくて自発的にこのポーズしてくれた時に「ああ、近くで見れたわ」って声が出ちゃったんですよ。そしたら乃蒼さんは「いつでも見せてあげるよー」ぐらいのフランクな対応だったんだよね。
それから何度も売店に行くことになるんですが、人気が高かった乃蒼ヒカリさんはファンをちゃんと覚えていて会いに行くとタイムリーな会話をしてくれるんですよ。しかもSNSなどもチェックしてくれてたりファンに優しい方だったのです。

戦う姿も表情も素敵だった乃蒼ヒカリ

もちろんルックスも表情も素敵だし試合中の動きもカッコ良かったので写真を撮ると絵になるんですよね。私の写真の腕前はへっぽこなんですけど被写体が良いと自然とカッコ良く見えます。たまーに写真を褒めてくれる人は居るんですけど、被写体が良いだけなんですよ。
とにかく乃蒼ヒカリさんは最高の被写体でもあったので夢中になって撮りました。被写体が最高なのですから写真が良くなるのは当たり前。私が撮った写真がダメなら被写体に申し訳ないので頑張って撮ったしそのおかげで少しだけですが上達したような気がします。

ここ数年は乃蒼ヒカリさんを撮ることが大好きで少しでもカッコ良く撮りたいしリング上の乃蒼ヒカリさんの表情を上手くとらえ一瞬を切り取ることを意識して撮っていました。本当に夢中になって撮っていましたし難しいんですけど楽しいんですよね。そんな写真をSNSなどにアップすると乃蒼ヒカリさんはちゃんと見てくれていて、プロレス観戦の新しい楽しみ方のような、今の私にとっての大事な部分を構築するキーになった方だったんですよ。
私が撮った写真が初めて週プロの隅に載ったのも乃蒼ヒカリさんの写真でした。私はただのファンですが乃蒼ヒカリさんには感謝してもしきれない存在だったのです。

笑顔に魅了され撮る楽しさを知った

プロレスは戦いだし勝敗があるモノなのでいろんな表情が見れます。でも私は乃蒼ヒカリさんの笑顔を見れると嬉しかった。これが癒しなんだと何度も思いましたし救われたことは一度や二度ではありません。あの笑顔に会えるならと頑張れたことが何度もありました。彼女の笑顔は唯一無二の魅力であり多くのファンが居たのも納得できます。あの笑顔に癒され元気を貰ったファンはたくさん居たと思います。

そして卒業。私の想い。

2024年5月19日、所属グループ及び所属団体からリリースがあり、私は2023年12月17日のふれあいキューブ大会を最後に乃蒼ヒカリさんと会えないまま、お別れも感謝も言えないまま卒業となりました。本来の乃蒼ヒカリさんだったら、たぶん何も言わず卒業という行動はとらないと思うのです。きっと何もできないぐらいのメンタルだったんじゃないか、私はそう思っています。

ラストのワンショット

ちょっと覚えているのは最後になってしまった試合の表情や雰囲気がいつもと違って見えたこと。特典会でもいつものノリにキレがなかったことも覚えています。そして12月23日のアプガプロレス単独ライブに来れるのか?翌24日の東女の試合には来るのか?そんな話をしていた矢先に体調不良を理由に欠場となります。この頃に何かがあったのでしょう、彼女の全てが壊れてしまうようなことが・・・。そのまま表舞台に一度も出ることなく卒業となってしまいました。

正直言いたいこともたくさんあります。本当の理由も知りたいですよ。ただ真実を知ったとしても誰かを糾弾しても今回の卒業を変えることは出来ないですし、それによって知りたくもないことを知るのも誰かに知らせるのも意味がありません。
今回タイミング的に他団体への移籍がこじれて・・・などの憶測が言われていました。この先のことは分からないですが少なくとも自分が特典会などで話した印象ではそんなことをする乃蒼ヒカリさんではありません。ファンのことをしっかり覚え一人一人に対応し、試合前の握手では誰よりも低姿勢で握手を求める。そんな彼女がそういった行動をとるとも思えません。優しすぎるがゆえに今回の卒業に繋がってしまったのかとも思っています。

私は一ファンです。乃蒼ヒカリさんを応援していますが他にも応援している選手は居ます。そんな選手たちは人前に出て輝く存在ですから、私以外にもたくさんのファンが居るはずです。でもそんな輝く存在であっても中身は普通の人間であり攻撃されれば傷つくしメンタルだって壊れていくのです。
自分だけの存在になって欲しいと思う人も少なからず居るでしょう。もしかしたら念願かなってそんな存在になれる人もいるかもしれない。でも普通に人生を生きていれば出会いがあれば別れだってある。心変わりだってあるのです。
自分の望まない方向に向かってしまうことだってあるし、それによって人を憎んだりすることだってあるかもしれない。そんな憎い相手であったとしても中身は普通の人間であり、やっていいこと悪いことはあるのです。超えてはいけない一線はあるんですよ。それを本当に忘れないで欲しいです。

乃蒼ヒカリさん、本当にありがとう。

私は乃蒼ヒカリさんの特典会でその時のノリで「可愛い」と絶対に言わないキャラを作っていました。と言っても普通に可愛いと思っていましたしSNSでは書くこともあるんですけど本人の前ではたぶん一度も「可愛い」と言っていません。
特典会での乃蒼ヒカリさんはそのノリに乗っかってくれていつも楽しい会話をしてくれました。「今日の乃蒼は?どう?可愛い?」なんてお茶目に聞いてくれたよね。楽しかったよ、本当に。
このnoteを見てくれるかは分かりませんが、最後に言いたい。

乃蒼ヒカリはめっちゃ可愛いよ、最高だよ。
いっつも元気貰ってたよ、本当にアリガトウ。

本当なら本人に直接言いたかった。でも本人を目の前にしたらまたテレて言えないだろうけど。本当に感謝しかないよ、今まで有難う御座いました。できればもっといっぱい写真撮りたかったよ、きっと素敵な笑顔もカッコいい姿もたくさん撮れたと思うから。
でもきっといろんなことが続き、傷つき、苦しかったと思うし、今はゆっくり心も身体も休めて欲しい。寂しいよ、寂しいけどね。いつか、いつの日か、それを乗り越えて会える機会があったら嬉しいな。

忘れないよ。


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