治療12回目。手術の説明を聞いて不安になっている。

前回のCTを見ながら、来週に控えている手術の説明。

膿が大きいので、切る範囲が予定より広がること。
手術が二時間半くらいかかること。
術後は安静に過ごすこと。
膿がある部分の骨は溶けているが、三ヶ月から一年で治ること。
歯の根っこを3ミリ切るので、今後歯がぐらつきやすくなること。

〜ここから可能性のはなし〜

神経や血管がある部分も触れるので、術後も出血が止まらなければもう一度処置の為に切り開くこと。
歯の根っこがすでにひび割れていた場合は手術を中止し、抜歯になること。
膿は隣の歯の根っこにも少しかぶっているため、手術によって刺激したせいで、そちらの神経が弱ることもあること。
抜歯になったら、入れ歯、ブリッジ、インプラントの選択肢があるが、それぞれ一長一短あること、、


怖いよ〜

事実と可能性のはなしが頭の中でごちゃ混ぜになって、もう前歯一本ない気持ちになってるよ〜怖いよ〜

30代で歯を失う(危険がある)ってことが、こんなにもショックとは思わなくて、それにもショックを受けている。これが奥歯なら、そこまで辛くないのかなと思って、つまり「歯がなくなること」よりも「見た目が損なわれること」が怖いんだと気付いた。

そう言うと私が美女や美魔女みたいに聞こえるが、私は決して美女でも美魔女でもないどこにでもいる顔面だ。顔は丸いし口は大きすぎる。それでも自分の顔とは数十年かけて折り合いをつけてきて、愛着が持てるようになった。老化によってシミができたりシワがあったりするとスキンケアを頑張ったり生活習慣を見直したり、できることをやってきて今に至る。

でも前歯を一本失うってことは、大きすぎる口より、ほっぺたにあるシミより、はるかに上回るインパクトで、今まで頑張ってきたことが突然パーになるような絶望感だ。そしてこの絶望感はいわゆる「薄毛」にも通づるのかなと思ったり。突然の無慈悲な現実。今までハゲなんて全然大丈夫やんむしろ男らしくていいやん個性やんくらいに思ってたけど、みんなこんな絶望感を味わったなら簡単に無責任にいいやんとか言ってごめん。でもうちの歯抜けはいいやんと思ってほしい。チャームポイントくらいに思ってほしい。まぁもちろん抜けた状態では過ごさないわけですが、、

つまり人の魅力は見た目じゃないということを、今後の人生をかけて証明していかねばならないと思っている。歯が抜けていても心は綺麗なおばあちゃんになろう、、、!あー怖い。