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治療10回目。結局手術なんかい。

先日、根管治療がついに終わった。

前回の治療のあと、すごく腫れてすごく痛くなって、膿がたくさん出た。寝てる間にも膿が出てるらしく、朝起きたら膿の味を感じる毎日だった。そんな不快感や痛みもさることながら、いちばん私を打ちのめしたのは「不安」だった。
私が不安だったのは、すごく腫れたり膿がたくさん出たことによって、コツコツ頑張ってきた根管治療がふりだしに戻ってしまうことだった。ここまで半年くらいかかったのに「はい、またイチから!」になるのがめちゃくちゃ怖かった。

担当の先生に、前回の応急処置のあとどんな感じに腫れたかの説明をした。「何!そんな大変なことが…それは想定外だ!」みたいなリアクションされたら泣いてしまうかもしれない。こわごわ説明した。眉間にしわを寄せて親身になって聞いてくれた。でも「想定外だ」とは言われなかった。
心から安心した。
歯茎から膿がたくさん出たことについては、「それはいいこと、体が戦ってくれてる証拠」だと説明された。

そして治療開始。
今回は「最後の薬を詰める」作業と、二度のレントゲン。
「最後の薬を詰める」これが歯科治療において初めての経験だった。
何が初めてかというと「歯が熱い」。
歯の穴にお薬を詰めて、それを熱で溶かしていく。その作業を6〜7回繰り返す。
前回のように泣くほど苦痛ではなかったけど、
「耐えられる熱さ」と「耐えられない熱さ」のちょうど中間くらいの熱さ。
歯医者で歯が熱いって新鮮だったなぁ。
レントゲンではお薬がきちんと奥まで到達しているかを確認。

当初の計画では、「根管治療をしてみて腫れが治れば手術はしない」方向だったのだが、もう無理っぽい。歯の根っこからアクセスできる部分の外側にもばい菌がいるんだってさ。そうやったんかい。なので手術。覚悟はしてたけど、だからって希望も捨ててなかったので、あっさり言われてびっくりした。

今後の予定は…

⒈仮蓋をしっかりしたものに変える作業とCT。
⒉その次に手術の説明。
⒊そして手術。
⒋さらに糸抜き。

少なくともあと4回は行かないといけないらしい。
あと4回も!って思ったけど、4回とも日時が決まったし、そんなに先の話でもないので(3ヶ月以内に終わる)終わりが見えてきた嬉しさで胸がはち切れそうです。人間って見通しが立つだけでこんなに楽になれるものなのか。ほんま。不安が痛みを上回るし、見通しが立つと楽になるし、人間めんどくさい。