フリー雀荘メンバー体験記①

今回は、私が点5の雀荘でアルバイトしていたときの話を書こうと思う。
雀荘のアルバイトは「メンバー」と言うことが多いので、以降の記載は
メンバーで統一する。

メンバーの仕事とは

メンバーの仕事は大きく3つある。
1点目は接客だ。
フリー雀荘の大半はドリンクが無料だ。
お客様からドリンクを頼まれたらもっていく。
また、来客したとき、トイレ後におしぼりを渡したりもする。
このあたりは他の接客業に似ているところも多いかと思う。

余談だが、雀荘ではコーヒーを「アリアリ」と頼むことが多い。
アリアリとは「ガムシロップ(砂糖)、ミルクを入れる」という意味だ。
稀に「アリナシ」と頼む方がいるが、どちらが「アリ」なのかは
統一されていないので、都度お客様に聞く必要がある。

この言い回しが世間にどれくらい浸透しているかは分からないが、
私はスターバックスで「アイスありあり」と頼み、全く通じず大恥をかいたことがある。

2点目は卓掃除だ。
たくそうと呼ぶことが大半だ。
牌を拭いて、卓をコロコロで掃除して…
たくそうの速さを競うのは全国の雀荘メンバーあるあるではないだろうか。

3点目は本走だ。
これこそがメンバーで最も大事な仕事だ。
詳細は次項に記載する。

本走とは

本走とは、お客様が3人以下のとき、お客様と一緒に麻雀を打つことだ。
当然、お金を賭けることになる。その負担は自分自身だ。
レートごとのお金の動き方やレベルについては以下の記事にまとめているので、そちらを参考にしていただきたい。


点5といえど、1日で10000円以上失うこともある。
となると、日給以上のお金を失うこともある。
最悪、店に借金することもあり得る。
自分の実力が給料に直結するのだ。

メンバーの待遇

私のメンバー時代は、時給800円、ゲームバック無しであった。
12時間勤務だったため、日給は9600円だ。
調べてみると、最近は時給1000円以上のところがほとんどのようだ。
レートが上がれば、時給が上がる傾向がある。(微々たるものだが。。)
合わせて、ゲーム代バックをしてくれる雀荘もあるようだ。これは大きい。

繰り返しになるが。麻雀が弱ければ日給以上のお金を失うこともざらにある。
これはどのレートにおいてもも言えることだ。

メンバーの実態

私は1年ほど、メンバーをしていた。
上記に記載した通り、時給800円、ゲーム代バックは無し、
頻度は週2~3回、収支を合わせた実質時給は600円ほどだった。
これを聞くと、「安い」と思う人がほとんどだろう。
しかし、実態として、雀荘メンバーとしては間違いなくもらっているほうである、上位2割には確実に入る自信がある。
大半の人間の実質時給は100~300円ほどだ。
中には、時給がマイナスの人もいる。
そのため、雀荘メンバーの入れ替わり頻度は半端ではない。
私がいた1年間で、少なくとも10人は入れ替わった。
店に借金したままばっくれた人も何人かいる。

メンバーに対する私の考え

雀荘メンバーは他の仕事に比べてはるかに楽である。
しかし、中途半端な気持ちでメンバーになっても、まともな成績は残せない。
私は麻雀に関する勉強を人並み以上にやってきた自負がある。
成績の残しているメンバーにも同様のことが言える。
惰性で麻雀をしているメンバーで、成績の残してる人を見たことがない。

そういうメンバーに限り、自分の麻雀は正しいと勘違いし、向上する素振りを見せない。
同卓したり、後ろで見ていても、理解不要な内容が多い。
245667のような複合ターツにおいて、58だけでなく、3の待ちがあることを分かっていないレベルのメンバーも多くいる。
そのくせ、人の打牌にはケチをつけてくるから厄介だ。
話しが通じる人であれば、こちらの考えを明確な根拠をもとに説明していたが、この手の輩は大半は話しが通じない(確率や牌効率といった数字に極端に弱い)
そのような人たちは無視していた。そのせいで私のことを嫌いなメンバーも何人かいたが、全く気にしていなかった。

この記事を見ている人で、もし雀荘メンバーになりたいと考えている人がいれば、麻雀に対して日々向上心を持つことが出来そうか考え直してほしい。
出来そうにないのであれば、メンバーになるべきではない。

まとめ

今回は雀荘メンバーの仕事、待遇、実態について書いた。
次回以降も、メンバー時の体験談を色々と書いていこうと思う。

↓続き


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