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便利な実験器具の開発に感謝

世の中では日々、便利な実験器具やキットが開発されている。

それはもう非常にたくさんの実験器具がある。先輩や先生から実験を習う時点で当然のようにそれらを使っているが、たまにそのことを不思議に思う気持ちが湧いてくる。

もし自分の目的を叶える器具が存在しなければ、自分で作るか、共同研究などで作ることになる。今はあらゆる実験手法に対応した器具が売られているので、少なくとも私の研究分野ではほとんど困ることはない。

人類で研究が始まってから現在までの、研究者や研究業界に携わるあらゆる人々の努力の積み重ねである。私は便利な器具やキットを使うたびに「すごいな〜ありがたや〜」と思っている。

私の一番好きな実験器具は、PCR8連チューブだ。

理由は小さくて丸い形がとてもかわいいからである。
フタを開ける時は中の溶液が飛び散らないように気をつけて開けないといけないが、かわいいのでそれくらいの不便さはガマンガマン…。



近年、実験用ガラス器具を使ったカフェやバーを見かける。

確かにガラス器具はとても綺麗でうっとりする。でも、普段使っている身としてはビーカーや三角フラスコに飲み物が入っていると気分的に飲みづらい。
塩化ナトリウムやスクロースなら違和感は少なくなるけれども、フラスコにストローを差して飲む行為は、自ら毒劇物を摂取する感覚に近いのでちょっと勇気がいる。
職業病である。

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