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COVID19、一斉休校、どう過ごす?

COVID19の流行でほとどの学校で休校措置がとられています。これまで学校が果たしてきた役割、そして本質的ではなかったことが見えてきました。
長い休校期間どのように過ごせばいいのでしょうか?

進学したばかり学年がかわいそう

新型コロナの感染予防のために多くの学校は当面の間休校になってしまいました。

ほとんどの大学なども連休明けまで登校しての授業はないようです。
大慌てでオンライン授業への切り替えなどをバタバタすすめているようですが、オンラインも本気で整備されたら、どの大学も通信制みたいなもんでキャンパスはスクーリングだけみたいになります。
これでいいやん、ということになれば大学教育自体いろいろ変わりそうです。もう、これを機に世界の多くの国に合わせて9月始まりにすればいいんじゃないかなあ。

高校生、大学生は授業がなくてもなかなか友人とつるんで遊びにも行けないし、飲み会もできない、飲食店なども閑散としておりバイトも減っています。こうなってくると勉強に打ち込むしかないですかねえ。
他の県の大学に進学している人の場合で、実家の方がまだ居心地がいい場合でも移動も制限されているから難しくなってしまいました。
特に大変なのは進学したばかりの人だとおもいます。

都会の大学に進学して、むりに地方に戻っても、そこで感染を広げてしまったらと思うと動くのにも覚悟がいる。もし戻った先でクラスターつくってしまったら大騒ぎになります。

全国の緊急事態宣言の意図はゴールデンウィークは動くなとうことなのでしょう。

不登校だった子はむしろ楽かも

一人で過ごせない低学年の子や障害のある子の親などはホント大変です。

かといって、なんとか親の仕事のことなども考えて、長期休暇のときのように開所しようと頑張っている学童保育や放課後等ディに子どもたちがあちこちからあつまれば、むしろ三密になり感染を広げないために学校を閉めた意味なくなってしまいます。

でも学校ではストレスためていた子は、放課後等ディではいいところをみてもらってのびのび楽しく学んだり遊んだりしているようなケースもあり、そうなると、学校の意義って何と感じますね。

もともと学校に行っていなかった不登校がちの子どもは一人で楽しく過ごすスキルをもったプロもいて、むしろ楽で選択肢が増えた感じです。
プログラミングや読書など自分でやりたいことを持っている人も強い。

家が広かったり、庭や畑があったりする人も、家事を積極的にやったりおじいちゃんの農作業を手伝ったりして過ごしている人もいます。
田植前の忙しい時期ですからね。

でも、家が狭く、家族の折り合いが悪く、居心地が良くない子どもは本当にしんどくて、大人も不安とストレスをためているなかで煮詰まります。
また、部活動が命だったり、もともと活発な子も大変ですね。エネルギー余っちゃいますし。

じわじわストレスをためています。

オンラインゲームとオンライン学習

ゲームをやっている子は、コミュニケーションに関しては、オンラインのあつまれ動物の森とかフォートナイトとかで、学校行かなくてもリアルな友だちともけっこうつながっています。

ゲームだと距離感も選べるし、アバターだし、ゲームしながらのコミュニケーションだから学校でのつきあいよりもいいという人もいます。

ゲーム内でのいじめなどもいまのところ聞きませんね。

ただオンラインでのゲームは家ごとでやれる時間や制限がちがっていてなかなかそこであつまるのも大変そうです。

学校の授業や集まりなどオンラインを試し始めているところもあるけれども、ネットの活用も、リテラシーも家ごとで違うので、さあこれでやりますよというわけにはすぐにはいかないようです。

この状態も長引きそうなので急速に整備がすすみそうではありますが。

宿題がドサッとでてたりするところもあるけど、本人にあっていない一律の宿題ってそもそもあまり意味ないし、虐待にもなりうるよなあ。
親に採点させたりして親子の関係もわるくなったり。
ひどい場合は「もうやらなくていいよ」といってます。

学校が本人をみまもりいいところを見てくれる大人との貴重な接点だったり、給食が唯一のまともな食事だった子もいたりするので、公教育ってやはり格差是正装置であったことを実感。

そのあたりどう担保するかなんて国の偉い人たちは考えているんでしょうか?

休校中にやればいいこと

さて、休校中、自室が無理でも、プライベートのスペース(一人になれ、目隠しできるところをつくること)、スケジュール使えるようになることおすすめしてます。

勉強したらゲームの時間をゲットみたいな複雑なポイント性にしていた家もあったけど複雑なものってなかなか難しい。
時間軸(活動)と予算軸(おこづかい)が自分のものになっていないと、ご褒美も罰も意味をなしませんしね。

学校の時間割に沿って動いていて、これまで個人のスケジュールもあまりやってきていなければ、例えばカラーボックスに午前、午後、夜とやる物をおくくらいのシンプルなものから始めるといいかと思います。

勉強なんかも宿題のワークブックなどもばらしてその日に実際にやるものをだけをおいて。自分で計画をたてて、それが終わったら楽しみのゲームをご褒美みたいにするといいかもれません。

親も子どもがやってほしいこと(勉強やお手伝いなど)をやらせるために声掛けすることは、子どもにとってもストレスですから、なるべく声掛けなしでやれるのがいいとおもいます。

寝る時間がリミットを越えているときに指摘するよと予告しておいてそれを伝える以外は、親はなるだけ声掛けや口出ししないように生活するのがいいのではないかとおもいます。

不登校の親子以外の子たちは学校も過程もホームスクーリングというのには慣れていません。
今こそ、不登校の親子から学ぶことが多いのではないでしょうか?

まずは親子関係が険悪にならないことが一番大事。

この非常事態をなんとか凌ぎつつ、それが日常となっていくかもしれない新たな形も模索して、コロナ後には多くの子ども達にとってむしろ選択肢が増え、主体的対話的なふかい学びができるようになる社会をつくっていきたいですね。

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