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涙の数だけ強くなれるのか?(その2)

20歳で社会人になり神戸の大企業に入社して1年目経ち、仕事が面白くなくて3日間無断欠勤した。会社の寮まで当時の指導員が迎えに来てくれて、会社で上司に謝罪したとき、自分のあまりの勝手な行動に涙を流して謝罪した。

その後3年間は仕事にまじめに取り込んだが、営業に近い仕事が嫌になり、1週間大阪梅田のカプセルホテルに逃亡した。このとき毎日パチンコ三昧の生活をしていたが、当時のパチンコ友達の同僚が私をパチンコ屋で見つけて、夜に新しい上司と一緒に飲みながら涙を流して謝罪した。

この後一生懸命働いて入社10年で1人でなんでもできるようになったが、仕事量がピークに達して徹夜まがいの生活を繰り返したため、思考停止状態に陥り、会社を無断欠勤し、11月から大阪難波のカプセルホテルに逃亡しパチンコ三昧の生活をした。

しかし、翌年1月にパチンコで負けて銀行からお金を引き出したため、足がつき当時の課長が難波まで私を探しに来てくれて、偶然にも1件目で私が通っていたパチンコ屋で私を見つけ出し、いったん会社の寮に戻った。

思考能力停止状態であったため涙は出なかったが、精神科で診察を受け自分がうつ病であることを知り会社の許可を得て休職した。寮を出て一人暮らしを始めて、大分思考能力も戻ってきたときに課長が家までビール持参で訪ねてきてくれて、「会社を辞めてもいいし、自分のやりたい道に進めばいい。」と言われ大分気持ちが楽になった。

そして休職してから9か月目に思考能力も回復し、会社に復帰した。

当時の会社の関係者は暖かく私を受け入れてくれて「よく戻ってきてくれた」とみんなが言ってくれた。

もう一度やり直そうと決意した。

しかし、後にうつ病は何度も再発する。

続きは次回

以上

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