見出し画像

夢の終着駅 雑記

11/16にリリースした東方アレンジ「夢の終着駅」について書いていきます
(サムネイル:べらぼうさん)

構想

紅楼夢が終わって一段落した時から、いい秘封の日かエア京都合わせで新曲出したいね~とは考えていました。

原曲はもちろん夢と現の境界。
なぜかというと秘封でこれが一番好きだからです。

この最強の原曲を使って俺の秘封観をぶつけてやるぞと意気込んだのはいいものの、初参加のイベントを終えて半ば虚脱状態になったり戦利品を聴いたり別の曲を同時並行で作ったりしてたので1ヶ月近くかかりました。うんち。

とはいえ、時間がかかった一番の要因は、今回制作したIDMというジャンルの制作難易度でした。

制作

アーメン
今回作ったのはIDMの中でも、アーメンがひたすら鳴るタイプのブコア型IDMです。
このアーメン刻みが非常に曲者で、通常のクラブミュージックならばドラムループなんてキックとスネアとハットを所定値に並べたらそれで成立するんですが、ブレイクコアはアーメンが主役の音楽なのでパターンを使いまわすとモロバレしてしまうのですね。
そのため1小節ごとに違うリズムのパターンを組んでいかないといけない。

これはですね、実に、骨の折れる、作業であります。

ただ、時間をかけて構築したアーメンは我が子のようにかわいいです。ピッチベンドやパン振りでおめかしをしてやるのは最高に楽しいです。
皆さんもやってみてください。気が狂います。(↓堕ちたオタク)

2:00付近のアーメンが最高にゴチャゴチャしてて良いのですが、これは一回適当に並べた数種類のアーメンを書き出して、それを切って並べ替えて、更にそれを並べ替えて...という手法をとっています。これでかなりめぐるましい(←目まぐるしいって打とうとした)アーメンを作れます。参考にしてください。

アーメン以外
アーメンを片付けて一件落着ではありません。
IDMなので、上モノに派手な音は使えないという制約がありました。
正直、ピアノに頼った部分がかなり大きいです。パッドをいい感じに入れられるようになりたいねぇ...

イントロの部分は暗い地下鉄のホームをイメージしました。
幽霊列車の実況プレイを見たのでそれに影響されたっぽいです。
それと、初めて原曲を聴いた時期にゆめ2っきをプレイしていたせいで自分の中で夢と現の境界とゆめにっきがニアリーイコールになっているので多少その感じを出そうとしています。

アーメンの洪水が終わった後は、終着駅への到達、解放、救いといったものを表現しようとしています。この対比こそが、この曲の妙であり、秘封倶楽部なんですね。
このへんが意図せずworld's end girlfriendっぽくなって、めちゃくちゃ感情になりました。

最後にリファレンスにした楽曲を貼って終わりにします。

なんも参考になりませんでした。(おわり)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?