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【東方アレンジ】Epixism【合作】
出前館ゴッド会員に就任させていただきました。
Asomosphere代表のHAGISOPHです。
先日幻ストに上げた作品についてやんややんやてんやわんや語っていきます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓動画はこれだ!!!!!!!!!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
これは何
東方アレンジャー達の共同チャンネルである幻想Storageさんの神霊廟10周年フェアに寄稿させていただいた作品です。
なんと今回は特別仕様!Minortiさんとの合作だぁ!!!
Minortiさんとは活動開始の時期が近く、同じEDM系を手掛けることから良きライバル的な認識でいました。
そんな中、氏が最近BPM200の曲を何作か作っていたり、私のMegamixを踏襲した楽曲を作ったりで私の中でコラボの機運がめちゃくちゃ高まってきていたので、今回いったれと思ってお声がけしました。
タイトルの話
タイトルの読みは「エピクロシズム」です。
なるほど。読めないと。ご安心。私もたまに読めません。
まあこんな言葉はないんですが。
世界史をかじっていた方ならうすぼんやりと覚えていらっしゃるかもしれませんが、エピクロス主義というものがあったかと思います。ああいう感じの意味合いです。
せいよし(大好き!)に共通する要素をタイトルにしたいね~と話し合った結果、二人とも欲望に正直に生きてる→欲といえば禁欲主義(?)→禁欲主義の逆!!!っていう感じで連想し、「クロス」をXにするのを思いついた瞬間これはいけると確信しました。
音楽の話
プロセスとしては、私が組み立てたおおまかな展開を元に各々の担当パートを作って組み合わせていく感じで進めていきました(ひとつひとつ見ていきましょうね)。
方向性も私が決めました。安心と信頼の200シリーズです。
そんな200ちゃんですけども今回は
ベースドロップ・夏の陣って感じのコンセプトです。
前回(冬の陣)はエモめの雰囲気でしたけども、今回はガンガンいく僧侶ならぬガンガンいく死体といった感じでひたすらアグレッシヴでまっすぐなアレンジを目指しました。お前のアレンジに正統派とかあるの?とか言わない。こういう作風です。
そんな1st DropはDubstepとtwerkとDubstepと劇伴風Drumstepが4小節ごとに入れ替わる超目まぐるしい展開です。
なぜこうなったかと言うとこのパートを作った前日に爆音浴びたさのあまり映画館でゴジラVSコングを見てきたからですね。映画館の音響は最高。Twerkとかかなり久しぶりに聞いたのでみんなも「Twerkとかかなり久しぶりに聞いたな」と感じてください。
続いてはギターがビャービャー鳴ってるDrumstepパート。ここも私です。
3曲のフレーズを行き来しつつ、Minortiさんのパートに繋げていきます。
その後しばらくMinorti先生のパートです。
あの、先んじてひとつ言わせていただいてもよろしいでしょうか。
ブレイクめちゃくちゃ良い…(合掌)
この楽器二胡っていうんですね…笛じゃないんだ…
この二胡の音色で古代中国の深山幽谷が目の前に広がって悠久の刻(とき)を感じてしまうんだよな…天才。
もう私が付け足せるものなど何もなかったので鳥のさえずりと川のせせらぎだけをそっと添えておきました。
実はこのリジッドパラダイスのメロを中国っぽい感じにするアイデアは私も持っていたのですが、うまく表現できなかったのでまさかのMinortiさんが繰り出してきた時は吃驚すると同時に感動しました。シンクロニシティ(画像略)
ブレイク前のパートはなかなか難儀していたそうです。
繋ぎ目の部分はね…難しいのよ…
お互いの担当パートがわかりやすいタイプの合作だとこの辺が難しい所でもあり面白い所でもありますね。
そして2nd Drop。私です。また会いましたね。
フェイクドロップからのドカドカキックと声ネタ祭りで頭悪すぎの極みですね。私しか声ネタを使ってないのもあって私のパート全体的に頭と治安悪くなりがちなんだよな。
声ネタを使わない手はあったんですけど(声ネタ入れたの最後だし)、このパートはサビ前のビルド的な役割も兼ねてるので”””勢い”””があったほうがよかったんですよね。だからノリノリの声ネタでバカになる必要があったってワケ。
さてお待ちかねのサビです。
私のキックベースの上にMinortiさんが作ってくれたリフを乗せました。
私のリフよりも馴染みがいいのは気のせいではないかもしれません。
アコースティック系も作っている人だから生音の処理がうまいんやな…
ここではあくまでリズム隊なのであまり主張しないようにしつつ、フィルやベースでさりげなくアピールしています。
あと、ベースやコードのmidiをいただいたのですが、1小節ずつしか動かない私のコードと違ってMinortiさんのはめちゃくちゃ動いてて
変態だーーー!!!!!!!!!!!!!
って言いました。心の中で。
ルーツの違いというものはすごい。
サビが終わって束の間の小休止。ここは私です。
音バキバキにしたくてアーメンとグロウルベース同時に鳴らしたら電撃みたいな音になりました。すごいですね。
この楽曲、昨今の様々な合作曲のオマージュやリスペクトが込められているのですがここは比較的わかりやすいと思います。(知っている人に限る)
音ゲーを嗜まれる方は考えてみると面白いかもしれませんね。
ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で、お待ちかねの大サビ、デザイアドライブさんようやくのご出勤です。
ここもいちおう二人の音が混ざっていますが、Minortiさん要素はほぼギターバッキングだけなので5%くらいしかないです。
ほんとすいませんねぇおいしいとこもってっちゃってねぇ…ヘッヘッヘ…
実際大サビ担当させてもらって恐縮なんですけど、ここのリフはいい感じにできたのでそこは誇っていきたいと思います。
デザイアドライブとかいう神霊廟随一の人気曲はもう古今東西のアーティスト達によって死ぬほどアレンジされてきたわけですから、半端なアレンジでは先人たちに顔向けできないわけです。
悩んだ末導き出した回答は
ハードルネッサンス風。
…すみません。日和って”風”とさせていただきました。
以前幻ストにハードルネッサンスと称してANIMAの曲を投げたのですが、ハードルネッサンスとは言えないかもしれない…的な言及があって若干へこむということがありました。
そのリベンジとしてフィーチャーしてみた感じです。今回こそはご好評いただけると嬉しいぞ!!!
本来ここでアウトロに移る予定だったのですが、私の思いつきでもう1パート増やしてみることにしました。それがこの後の8-bit風のパートです。
もうすぐ終わりそうな感じが良い!となって採用されたのですが、原理としてはリードが細くなったことでギターが聴きやすくなり、バンドサウンド感がアップした結果アニソン感が出たのが良かったのではないかと考えています。
ここでスタッフクレジットが出てくるのはそういう意図をもってのことです。ちなみに私発案です。動画でスタッフクレジットするの好きなの…(告白)
最後の最後で転調するのはこの曲の影響です。ついでに言うと8-bitなのもこれの影響です(Minortiさんはこのアルバム内の別の曲にインスパイアされたたそうです。世界は狭いですね)。
コード進行についてMinortiさんから提案があったのですが、勘でDTMをやっている私には???でした。音楽って難しいですね。
理論で音楽できるようになりてぇよ(;_;)
最後はMinortiさんにしっとり締めてもらって終了。イントロと同じリフに還ってくる構成です。美しいですね。
デザインの話
イラストはmirimoさんに描いていただきました。
バチバチにかっこよくて、ガンダムを拝んだ虫のようになってしまいました。
こちらからはあまり指定せずにおまかせに近い感じで描いていただきましたが、この出来栄えは流石の一言ですね…
指定したことといえば、芳香のギザ歯くらいですね。よしかわよしかわ
合作ということを予め伝えておいたので、気を利かせて画面が4分割された対称性のあるデザインにしてくれました。
これを利用して、タイトルの題字はXを中心に据え、MをΣに変えてEとの対称性を持たせたデザインにしました。やっぱり合作といえばX。
2つのiがせいよしカラーになっているのはひそかなこだわりポイントです。
動画内の演出としては、オーディオスペクトラムが2色(+1色)あることにお気づきでしょうか。
概ねお察しの通り、私とMinortiさんそれぞれの音に対応しています。言うまでもないと思いますが、芳香カラーが私になります。
つまりどこがどっちの担当パートとか考える必要はなかったわけですね。
おまとめ
この合作を持ちかけた当初は
BPM200だとMinortiさんの良さを殺してしまわないかな…とか懸念していましたが、なんやかんやでいい感じになったので良かったです。(語彙力0かい)
もうちょっとなんとかしたかった点としては、私の色が濃くなってしまった感があることですね。私主導の企画だったのである程度は已む無しですが…
MinortiさんはEDMに限らず色んなジャンルを手掛けられますが、中でもアコースティック系のアレンジを主力としている印象があります。
もしまた合作するとしたら、あちらの意向に寄せて作ってみるのも面白そうだなと思っています。ちょうどアルバムに向けて遅めの曲もいくつか作っていることですしね…
まとめると、
Minortiさんは速い曲も強い!
mirimoさんのイラストはかっこいい!!
合作は楽しい!!!
以上です。
次回は紅楼夢で僕とエア握手!!!!
(Myosukeさんリスペクト)
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