須佐湾エコロジーキャンプ場でウインターキャンプを考えるイベントに参加してきました!③
ハロー!
この記事は、「須佐湾エコロジーキャンプ場でウインターキャンプを考えるイベントに参加してきました!②」の続きです。
北緯34度37分06秒、東経131度36分10秒にある萩市須佐。
約1400万年前のマグマの熱の影響を受けて誕生した有名な「須佐ホルンフェルス」のある町です。
そんな、雄大な自然に囲まれた須佐湾エコロジーキャンプ場で迎えた朝。
一同は車に乗り込み、少し離れた山中へと向かいました。
夜のバーベキューにも使った炭を作っている現場を見せて頂き、実際に体験するためです。行ってみると、竹藪の近くに地域で長い間使ってきたという炭焼き窯がありました。
雨避けのため、その辺の竹をパパッと切って、木と軽トラックをつないでアッという間にタープを作ってしまった本日の講師。もうすぐ金婚式を迎える間庭高雄さんと智子さんご夫妻です。
長い結婚生活で培われた抜群の呼吸で、炭作りも行なっていらっしゃいました。
今日は、この日のために間庭さんが1週間ほど前に火をつけて仕込んでおいた窯と、出来上がった炭を見せて頂けるということで楽しみです!!
前日とは打って変わって肌寒い小雨の降る中、蓋を開ける(というか壊す)と、窯の中に籠っていた熱気がムーンと出てきました。
窯の口を塞いでいたレンガをどんどん崩していくと、人ひとりがやっと通れるくらいの入口が出現!
そこへ、ヘッドランプをつけた間庭さんが身を小さくかがめながら奥へと入っていきます。これはもう、完全にお宝発掘現場にしか見えませんっ!
そして、狭い入口からご主人に「てみ」や台車を渡す→そこに出来上がった炭を載せる→入口で外側に居る人が受け取って運び出す、という作業を繰り返します。
外は寒いのですが、窯の中は熱気が籠っているので、ご主人はすぐに汗びっしょりに。一連の作業も「歳をとってきて、そろそろツライ」と話すご夫妻。普段はなるべくお子さんが帰ってきた時に一緒に作業をするそうです。
参加者たちもぜひ手伝いたいと窯の中へ。
服が汚れないようカッパを着て、ヘッドランプをつけて入ります。中はドーム状の空間になっていて、綺麗に積み上げられた薪が炭の状態になって並んでいました。
さっそく「てみ」に炭を載せ、外へと運び出しますが、少しの時間で参加者もやっぱり汗だくに。
運び出した炭は程良い大きさに切って袋詰めにするのですが、1袋が10~15kgと大きくてびっくり! この日は皆でお手伝いして袋に入れました。
間庭さんの炭づくりは、こうして1工程で2週間ほどかけて行われるそうです。大変な作業ですが、一生懸命作った炭は評判がよく、キャンプ場はもとより、県外から何度も買い付けに来られる方も居るほどだとか。
手作りの炭を実際に使ってみてその良さを知り、また、作る大変さを知る貴重な体験ができた2日目の朝でした。
ウインターキャンプを考えるイベントに参加してきました!④へ続く