絶望と欲望と光と影と、雪見だいふく。
今回は!去年の絵についてです。
(2019年のも混じってる...)
2020年通して大きなテーマだったのが光と影です。こうみると毎回大げさな位ライトガンガンに当ててますね。余談だけど、こんなに強くライトあてると結構熱いです。文化祭知識。
自分の世界観を探して色々風景写真を探しました。国籍の分からない風景が好きで、自然と工場写真ばかりが保存されていきます。人が確かに生活している。でもこの世界の何処とも言い切れず、何処でもある。ていうのがミステリアスでいいです。
単純に鉄パイプがすこ。金網がすこ。コードが延びてるのがすこ。という理由もあります。漢のロマンというやつ。手すりも好きです。よくキャラの手前とかに描いて奥行きをつけます。
背景をぎゅうぎゅう詰めにするのにハマってたころ。キャラクターの線量をあっさりめにして背景に少し多く線を入れるという、普通のキャライラストの逆をいく描き方です。かえってディティールの少ないキャラに視線がいく。背景も実際の線量以上にボリューミーに見える。
余白について。日本人に生まれたからには余白の素養が欲しいものです。わび、さび。というわけで電波塔をいれたかったが上手く入りきらずに撤去したところ(顔の前)を余白にしてみました。無理矢理何かで埋めようかとも思ったが……
例えばですけど、この夜空に雪見だいふくを書き込みます。ロマンチックですが意味不明です。絶望的ですね。第一雪見だいふくが自立飛行して空に浮かぶことは滅多にありません。余白の方が良いですね。「描かない」ことの大切さ。わびさびはここにありました。
枚数こそそれほどでもないですがどれも清書まで持っていけたし、背景も描いたり、カラーにも挑戦したり……小さいけれど確かな一歩といった一年でした。今年はもっと突き抜けた絵を描きたい!
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