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商店街が動く

「商店街って一番動かない組織ですよ」

今日、地元新聞社の支局長と話して衝撃を受けた言葉。
動かないと言われている行政より重いとのことだ。


田町商店街の現状

山口県萩市にある田町商店街。御成道として歴史や文化を積み重ねている。私のお店もそこにある。商店街には組合があり組織化されている。理事会も開催している。理事会報告はグループLINEでくる。会計報告会も半期に一度開催される。毎回参加しているが、理事以外でいるのは私だけ。そこからも感じれるとおり、だいたい決まった人達だけで動いているって感じだ。ただ私もスタッフも積極的に絡んでいるので、色々話は聞いてくれる。結構なわがままも受け入れてくれる。

2年前、商店街に出店。その時感じたのは「良い意味で変態がお店をするショッピングモール」ということ。玩具屋、酒造、時計屋など様々な店舗があるが、それぞれの店主がその分野についてスペシャリスト。だからイオンとかとは違う独自性の高いショッピングモールと言える。そういうとこ打ち出していけば強いかもな〜って思うこともある。

国の補助金事業

そんな田町商店街、国の補助金を通して事業を展開する。それを動かしているのは理事長。理事長の長年の夢を形にするという、ちょっとしたエゴでコトが始まろうとしている。何よりも「やる」ことが大事なので、この事業には大賛成だ。エゴでも夢でも何でもいい。変化をつけようとすることが大事だと思う。山口県萩市において商店街の補助金事業は画期的な出来事だと言える。

新聞社支局長もポジティブな見解

商店街が動こうってしてるのは、ここ20年くらいで一度もなかったらしい。上塗り政策的なものは何度かあったけど、ポシャっておしまいというパターンが常。実際にあった実例をいくつか話してくれた。「まぁそうなるかな」って思うものばかりだった。けど良くしようというのは伝わってくる。支局長は今回の事業についても同様の見解をもっていた。けど補助金獲得までして動かそう、一店舗を全改装してまでやろうという覚悟はめちゃくちゃ賞賛していた。

今後の動き

補助金事業なので決められたレールの上で動かすことになる。理助長から意見を求められることがある。ただ、そこに自由度はないためどうしようもできないというのが現状。広告や投資額などについては提案したが、それさえも申請どおりにするしかない。とりあえず紙面どおりに6ヶ月動くことになる。

イベントも毎月開催する。今まで私達が開催していたイベントに合わせて開催するようだ。話を聞いてみたけど、どんなイベントをしたいのかはイマイチ分かってない。だから来月起きたことを感じてみます。できることはお手伝いします。と伝えている。

新聞社支局長が感じる萩

地方の街はなかなか動きづらいらしい。
支局長が言うには、動くことでどうしても晒される。それで何かしらの批判がくる。ここに対しての耐性がない。あと議論を避ける傾向にある。とのことだ。個人事業主が多いがゆえ起きているのか、横のつながりが強いとは言えないかもしれない。その代わり商工会議所〇〇部や〇〇クラブみたいな組織の会合は、よく開催されている。そこで横のつながりが形成されているらしい。

どんどん議論すればいい。
あとはマネジメントできる人が動かすこと。
何度もこう言っていた。

政治、経済、文化、歴史…
多くの分野で萩らしさがある。世代交代も徐々に進み、なんとなく新陳代謝が進んでいる。今こそ変化の時、どんどんチャレンジする人が生まれて欲しい。メディアとしてそこは応援する。そんな熱い支局長でした。

商店街が動く。
どんなふうに動くのか楽しみだし、少しでも寄与できるようにしていきたい。

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