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代表としての「心構え」


ありがたいことに…
全国レディース県代表チームの皆様と携わらせていただいております。

そこでもお伝えさせていただいておりますが…
『代表』には葛藤やストレスなど、様々な外的要因が加わってきます。
もちろん、それ以外に多くのコトを「得る」チャンスもあります。


自分にかかる力も大きければ、得る結果も多い!


要は、反動する幅が大きい場所が『代表』であり、
それを活かせる力のあるプレーヤーが『代表』選手となれるのです。


『代表』には、特異な性質があります。

ただし、正しく『代表』理解していれば問題ありません。


未来の『代表』を見据えている方、監督やコーチをされている方は、
ぜひ参考にしてみて下さい。




『代表』として起こるべきことを整理しましょう!

『代表』にいると、どんなことを感じるのか想定してみましょう。


・他プレーヤーからの期待
・組織からのプレッシャー
・代表という誇りの芽生え
・代表という肩書きからの重み

など、様々なことが発生します。


ただし、起こるべきことを想定して相対的に考えると、その環境下において、意識づけておくことは3つだけ!!

①最終的には自分のため
②全員がNo. 1
③できる限りで動けばOK

これだけを理解しておけば、『代表』というポジションで「自分を表現」できるようになります。


それぞれについて、もう少しだけお届けいたします!!
気になる方は、さらに読んで見てください!!




①最終的には自分のため

代表になると「誰のために」頑張っているのかわからなくなる時も生まれてきます。監督のため?組織のため?他のプレーヤーのため??

いいえ…

「自分のため」です!!

もっと言えば「未来の自分のため」です!!


大会や試合に向けて、準備してきたことが全て財産になり、必ず今後のプレーヤー人生に活かされます!
それを糧に、次のステージを見つめるようになるのは、間違いありません。

その大会、その試合、その期間など、その時点での結果は求められますが、
「未来の自分のため」に動き続けた結果が、その時点での「成果」に直結します。

短期的な成果を求めすぎると、心理が「しのぎ」に向きやすくなります。
長期的な成果を求めていれば、直近の大会は「通過点」となります。


「通過点」だからといって蔑ろにするということではなく…
「未来の自分のため」に歩むべきステージとなるので、確実なステップで進んでいきましょう!

それが結果的に「短期間での成果」を生み出すことにつながります!




②全員がNo. 1

チーム内での力関係があったり、ポジションや役割があるかと思います。
ただし、そこは「あなた」の適性による振り分けであったり、『代表』を決める上での「構造上」から発生しただけのこと。

自発的にポジションを決めた訳ではないですよね??

どんな大会でも「エース」が試合や大会を決める訳ではなく、その試合や大会ごとにMVPが生まれます。

そのチームのために、つまり『代表』のために「最大限発揮」することができた時に、試合を決めるプレーヤーとなれるのです。


「私2番手だから…」
「私が勝たなくても…」

こんな心理状況では、チームとして成果を出すことが難しいのは、何となく想像できますよね?


今回、私が携わらせていただく代表チームは、全国レディース全国大会での「成果」を目指しています。
大会決勝戦ではコート横並び3面で試合に入ることが想定されます。
私は、チームの皆様がそうなっているイメージができています。
そうなったら、どのペアが決定づけることになるか分かりません!!
誰が優勝を決めるか分かりません!

だから、全員No. 1
すごく単純なことですね!





③できる限りで動けばOK

『代表』のみなさんは…
様々な期待を受けているかと思います。
また、時には厳しいお言葉も頂くことあるかもしれません。

それが期待だったり、叱咤激励だったりと…
耳では理解しているけど、脳では…

「そんなこと、イマ言ったって…」
「そんな言い方しなくたって…」
「言われなくても、そんなこと…」

こんな想いが、巡ることもあるかと思います。

これ非常に残念なことですよね?

渡す側にも問題があるかもしれませんが、受ける側も『代表』を理解し整理できていれば、うまく変換できるのかもしれませんよね!


同時にここで、やりがちなのは…

「代表って」
「代表だった〇〇さんは」
と、思うこと。

しかし、みなさんが「そのヒト」になれる訳ではないです。
「そのヒト」だからできた『代表』でしかありません。

導入の段階で「真似」は大切ですが、最終的には「個別性」が出てくることを理解しておいて下さい。

何よりも…
正しい「代表像」が規定されているわけではありません!

それよりも…
思い切って戦えば、必ず賞賛されます!


ご自身ができることを「やりきる」ことを、心がけていきましょう!




最後に…

今回は『代表』をフォーカスしましたが、

 ・チームづくり
 ・新しい環境
 ・新メンバーの融合

など、様々な場面で応用できる事項だと思います。

ぜひ、皆様にとっての『代表』を、より良いものにしていただけたらと思います。


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