アイドルオタクになったら人生が変わった話

女性アイドルが好き。
これは私の唯一の個性。アイデンティティだと思っています。

アイドルを好きになって、私は人生が変わりました。
今日は、アイドルを好きになったことが私の心にどんな影響を与えたか、どのようにそれが人生をも変えていったか語ります。

世の中のあらゆるオタクの人へ、その愛を存分に誇ってほしいというエールと、自分の“好き”をないがしろにしてしまってる人に、その想いを大事にしてほしいという願いを込めて。

まず、わたしの本格的なドルオタ人生のスタートはというと、大学生の頃。それまで、特段好きなアーティストはいませんでした。

中学生、高校生時代、周囲の同級生には、“自分の”好きな音楽がありました。ある子は椎名林檎が大好きだったし、ある子はaikoが好きで、またある子はBUMP OF CHICKENの大ファンだった。

ブームに関係なく、自分だけのお気に入りを持っていたのです。

でも、私はとりわけ好きなアーティストがいないどころか、スポーツも好きじゃないし、アートに興味があるわけでもない。“自分にとっての好き”を持つ気持ちが全然分からなくて、その愛を語る友人たちが羨ましかったのを覚えています。
同時に、自分が無個性であるように感じて、悲しかったことも。

この頃、私は無趣味コンプレックスでした。しょうもないようだけど、当時は割と悩んでました。「趣味は？特技は？」と、どこ言っても聞かれる質問の答えを持っていなかったので。

でも、今私には“アイドル”と言う大好きで大切なものが出来ました。（好きになったきっかけを書こうとしたら、それだけで500字ぐらいになったので、ここでは割愛します。）

アイドルブームが過ぎ去ろうが、仮に周りにバカにされることがあろうが、私はアイドルが好きだと思います。理由はいくらでも説明できる気もするし、自分でも全くわからない気もするけど、でも好きなんです。

根拠なく好きなものが出来て、私の人生は大きく変わりました。

まずは、孤独が怖くなくなった。趣味も特技もない頃は、一人になると本当に独りでした。世界に何処にも居場所がなくて、自分が無価値な気がしました。

でも、アイドルを好きになって、ひとりの時間の意味が変わります。ただの空白の時間でなく、大好きなものとトコトコ向き合える、なにより幸福な時間になったのです。

無意味に、物理的なひとりを恐れることがなくなりました。これのおかげで私の人生において、無駄な時間と心の消費が、うんと減った気がします。

そして、何より「アイドルが好き」という気持ちがくれた“勇気”が、私にめちゃくちゃチャンスをくれました。

AKB48好きで有名な批評家の宇野常寛さんをビジネス系イベントでお見かけし「私もAKB好きなんです！！」と名刺交換をしたことがきっかけで、宇野さんのニコニコチャンネルのAKB48総選挙特番に呼んでいただけました。

アイドルが好きと言い続けていたら、それを覚えていた知り合いの方に、元HKT48の菅本裕子ちゃんのインタビュー記事を書かせていただく機会をいただきました。

そして、私が副業をしたり、今の働き方が出来たのも、「アイドル好き」がくれたチャンスです。

二年前に「趣味でアイドルオタクの動画を配信しようと思ってる！」と、思いつきを話した相手が、横塚まよちゃん。当時彼女は、スマホ特化型のタレント事業を構想していて、私の思いつき発言に「一緒にやらない？」と声をかけてくれました。

それがきっかけで、副業としてLINELIVE配信をスタート。その表現方法が変わり、今はライティングをしています。
また、まよちゃんの紹介で今の所属会社Spartyを知ることができました。

どれもこれも、アイドルが好きじゃなければそもそも手元にこないチャンスだったし、アイドルが好きじゃなければ手を伸ばすことを恐れていたチャンスでした。

わたしはビビリなので、チャンス自体がいかに魅力的でも、自信がないことを理由に尻込みしてしまうことが少なくありませんでした。

アイドルオタクになって、本当に人生も人格も変わったと思います。

今は、この成功体験がさらに勇気をくれて、どんどん挑戦ができるようになりました。

まさか、無趣味コンプレックスだった私が、趣味のおかげでこんなに幸せになれるなんて。幼い自分に「安心しろ」と言ってあげたい。

そんなもろもろの経験を経て、私が思うこと。
それは、その時1円も生まなくても、誰の役にも立たなくても、“何かが好き”という気持ちは絶対大切にした方がいいということ。

“好き”って、気持ちは絶対何かを好転させる。

私は、“好き”の気持ちのおかげで、人生が明るく楽しくなりました。
コミュ障だけど、「アイドル好き」のおかげで仲良くなれた人がたくさんいるし。

だから、すべてのオタクの人に伝えたい。
AKB48の推しメンである岡田奈々ちゃんの言葉を借りて。

自信をもってオタク人生を貫いてください。

オタク万歳！！！！

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