あなたはあなたにワレンダー
本当の私とはだれか?
人間とは一体何なのか?
自分とは何か?
もしこの思考に出会ったなら。
あなたが熟す頃合いだろう。
ひょっとするとあなたはこの世界のことを何も知らないのかもしれない。それはあなたがあなた自身を知らないことと等しい。
悟りを求める探求者は、悟ればすべてを得ると勘違いしている。事実はといえば問いや求めるもの自体が消滅する。
至福と平和。
善と美。
光と天国。
完全で永遠。
そのおのれに戻るトキ。
あなたはあなたの完全性と真実を認識する。
トキを同じくして。
善と悪と私を分けていた。
その観念がないトキ。
善も悪も私も消滅するのである。
思考では理解できぬ理だ。
しかしながら人間は。
自分を知るために分かれた。
(実際には一切分かれていないが)
わからない者たちはワレの観念の範囲内で決めつけてくるかもしれない。だが、それもまたあなたにとって必要なこと。なぜならそのわからない者たちもまたあなたなのだから。
すでに答えはあなたの内側にある。
あなたが確かめるしかない。
あなたしか確かめることはできない。
思考から離れ。”なんでもない者”か”在る”を選択しているのも本当のあなたではないのである。何もせず光を解き放ち、ただ見守っているあなたこそがすでに在る世界。
ハレそのものの。
会社の企画部はモダンな作りだ。
デスク間に仕切りはなく、オープンでシンプル。
明度は高く効率的なゾーニングをしている。
だから・・。
声の大きな人だと会話が筒抜け。
この日も、亘理と唯我がはしゃいでる。
「亘理さんスキルを盗んじゃいます😆」
「バンボ~ン、もうオレに干渉しないでくれ😁」
『誰も、何にも。干渉してない』
『観照は観照してる』
おもわず、
口走ってしまった・・。
「?」
「は?・・恩地さん何か言いました?」
『あ、ああ・・すまない。なんでもない』
突然、あなたに理不尽なことが起きたとしよう。
例えば。
”すれ違いざまに舌打ちされた”とか。
”身に覚えがないのに罵倒された”とか。
”なぜこんな目にあうのか”のようなことだが。
そのトキ、なぜこのようなことが起きたかを考えてもまったく無駄だ。同時にあなたは何を選択するかにかかっている、問われている。
『わたしは傷つくことができる物質存在である』なのか、
『わたしは完全である』なのかを。
もし真実を選択するなら。
聖なる無関心でありながら。
ただ在るである真ん中を選択するといい。
何のために起きたのかといえばそれは。
雲のように浮かんでは消える思考と想念に気づきながら、「ああ、わたしはまだ未だに自分を身体だと思っている』と認め、「けれどもこの観念は自分に至福と平和をもたらさない」と認識して、それから”ただ在る”をするためである。
そのようにしていれば、本当のあなたはあなたを自動でゴールまで連れて行ってくれる。思いでなく想いがすぐに実現していることにも気づくだろう。あなたのために起こる必要のあった学びも起きなくなる。
あなたにあるワレが消えるトキ。
ハレは復活する。
内観しそれを選択できるのはあなたしかいない。
あなたがヒカリだ。
休憩中、煙草をふかしながらいちごオレを飲んでいると、新人の御手洗 一がやってきた。
「恩地さん、午後から光単社のキンタマガジン編集長とお会いするんスけど、僕ちょっと緊張しちゃって💦」
『そのままにしてみな』
そういえば御手洗にはまだ在るを見せてないなー。
これも仕事のコツみたいなものー。
私は、方法なきハレる方法を少し伝えてみることにした。
「え、どう・・」
『呼吸して。意識して深くせずゆっくりしようともせず、ただありのままでいい』
「スー、ハー・・」
『思考や想念がやってくるだろ?そういうのお前じゃないから完全に放ってやって。雲みたいなもんさ。出る雲出る雲、いちいち追いかけないだろ』
「な・・なるほど」
『アタマじゃなくて真ん中がお前だ。そこにあるスペースで安らいで。目を閉じて静寂のなかに。粗雑じゃなく精妙のなかに・・ただ在る』
「・・・」
『在ることにワレを捧げる感じかな。サレンダー・・家じゃワレンダーっていうけどね。それでもう真我に触れてる。あとは無に落ちてくだけ。毎瞬それを選択してれば、気づきと観照のお前だけになるさ。完全で∞な御手洗』
「あ、なんか落ち着いてきました。すげー。なんだか無の境地みたいっス!真ん中感覚っスね💫」
『在るって境地でもなんでもないぞ。雲の上はずっと晴れてんのと同じで、本当のジブン忘れてただけさ🤍』
観ることだけが続いている。
といっても。
目で観ることをするのでなく。
思考に気づき。
真ん中で観る。
それは。
真ん中の。
聖心から繊細に溢れるかのようでもあり。
力強く降り注ぐトキもあるだろう。
HARAから。
輝いているようにも感じるかもしれない。
次第に。
映写機も恩寵を放つ。
あなたの物語は。
ハレ一色に染まる。
もう染まっていたというほうが正確だろう。
例外なく正体は誰もが純粋無垢なうえ。
存在というすべての”私”はひとつであり。
それ以外の存在などないのだから。
もちろん。
鳥さんや。
牛さんも。
何であれ。
例外なく。
晴る。
晴れ。
在る。
在れ。
ここをみている。
○○さん。
この日も観照は輝いている。
太陽そのものであり。
キンタマガジン編集長でもあるあなたは✨
ただ在るー。
ただ完全に起きていると知り。
何ら起きてなく。
ただ輝いていると知り。
何らカゲはなく。
すべてをただ見守り。
それはすべてのすべてである。
イチなるものの。
あなただ。
この記事が参加している募集
愛ゆえに愛が愛に愛という光を・・。 あなたにいつも拈華微笑💖