見出し画像

MAGMA来日ライブ感想10/26

みなさんハマタイです。
悩める海牛です。
10/26にEX THEATER ROPPONGIで行われたMAGMAの来日ライブに関しての感想をここに綴っていきます。

ライブ鑑賞前まで

まず初めにライブ前のことに関して書いていきます。
僕自身初のEX THEATER ROPPONGIだったのですが場所は駅からそう遠くはなく直進していけばすぐ分かる場所だったので迷うことなくすんなり着けました。
会場にはでかでかとMAGMAの鉤爪マークがデカデカと表示されていてとても興奮しました。(記事ヘッダー画像がそれです)
奥の階段を登り18時開場まで待つのですがこれが寒い!晩秋を舐めていたのもありますがもうほんと寒かったです。
1時間ぐらい早く着いたので震えながらナルトの無料期間の箇所を読み直して過ごしてました。やはり再不斬と白がでてた波の国編は名作ですね。
夢中で読んでいると18時になったのか開場され中に入ることができました。
ライブに行く人は大抵そうだとは思いますが会場に入ったらまず物販です。
しかしこの物販がまた中々に時間がかかるもので、店員さんが把握しきれてない物もあったり会計の方が1人に対しての長蛇の列だったりとライブ前に目当てのものを買えるのか心配になりながらも並んでいました。(後ろに並んでいたご夫婦も開演に間に合うか心配していました。)
早めに会場に着いていたこともあり予想よりは早く20分ほどで今回のKãrtëhlのジャケ絵が描かれたシャツを買うことができたので地下2階に降りて自分の席を確認し着席。
なんとステージからめちゃくちゃ近い場所でその場で「おお、、、」と声を出してしまうほどでした。

前から2列目

こんなに近いとそれだけで嬉しくなってしまうものなのか少し既に満足してしまった状態でした。
まだスタートまで30分はあるためお手洗いを済ませ精神を集中する時間にしていました。

いよいよライブスタート

そしていよいよ19時となりライブスタート!
セトリは
Walomendëm warreï
K.A. I
Hakëhn Deïs
Do Rïn Ïlï Üss
Irena Balladina
Wïï Mëlëhn Tü
MDK
ec
The Night We Died
Dëhndë
まさかのKãrtëhl曲全部演奏してくれました!いやこれはうれしい!!
ぶっちゃけ全曲感想を事細かく書きたいのですがそうなると京極夏彦作品ばりの長編となってしまうため特に興奮した曲のみ感想に書いていきます。

K.A.Ⅰ

いやまさかセトリ予想でも書きましたが本当にこの曲を演奏してくれるとは思いませんでした。
流石にK.A.をフルで演奏はしませんでしたが最初のpart1だけでも大満足ですよ。ジミートップの親父譲りの地を這う唸るベースライン、ステラとエルベの崇高ですらあるボーカル、そのボーカルを囲い呪文のように詠唱し続けるコーラス隊の4人、もちろん荒ぶるヴァンデ御大と瞬きすら厳禁な程素晴らしい演奏でした。
K.Aが大好きだからなのもありますがこの時点で感動して少し泣きかけていました。

Wïï Mëlëhn Tü

こちらは最新作Kãrtëhlの中でも1番好きな曲なのでまさか全曲やってくれるとは思わない精神のまま出だしの不気味なコーラスを聴いたせいで若干絶頂しかけてしまいました。
いやはやこの曲は何が凄いかって言うと70年代前半の暗黒ドロドロ時代のMAGMAとそれ以降のファンクR&B期のMAGMAどちらの良いところが融合しているところなんですよね。
重厚なコーラスとヘヴィなギターリフ、これがまさかライブで聴くことができるとは思いませんでした。いやはや素晴らしい!

MDK

MDKに関しては感想書くのいいかなと思っていたのですが予想以上に圧倒されたので少し細かく書いていきます。
ステラが「back to the 70's MAGMA」とファンに発言した後出だしのシモングベールによるキーボードの音だけで大半の会場にいるコバイア星人はMDKだと気づいたのかその時点で拍手をしていましたね、訓練されすぎです。
「MDKだ!!」と思ったら束の間エルベが「Mëkanïk Dëstruktïẁ Kömmandöh!!」と叫んだ時の興奮はもう言葉では表せない程のものでした。
30分以上もある曲かつ複雑なリズムなのに観衆は皆体を揺らしたり足でリズムを刻んだりと難なく聴いている状態でした。やはり訓練されすぎです。
最後の演奏が終わるころには拍手喝采スタンディングオベーションで第1幕を終えました。

Dëhndë

アンコールとして演奏されたこの曲が1番印象に残りました。
なんと手拍子ノリノリディスコなMAGMAを体験できるという往年のファンからしたら謎過ぎる展開になりました。
これだけ書くと「そんなMAGMA等存在しない!」であったり「そういうノリをするなんてヴァンデにはがっかりだ!」なんて感想を言いたくなる人もいるでしょう。
しかし実際にライブに行った人たちはどうか、皆ヴァンデ御大の楽しそうに歌う姿を見ながらさながらクラブのごとくノリノリで手拍子をしたり踊ったりしているではありませんか!
70年代後半から続きmerciまで、そしてOfferingやソロ活動を挟んでのMAGMA再始動の歴史を歩んだ先に辿り着いたこの景色こそヴァンデ御大が本当に望んだものなのではないか、僕はそう思いながらどこか込み上げるものがあり若干泣きながら手拍子をし歌うヴァンデ御大を見守っていました。
演奏が終わりメンバー全員が前にでてきてお辞儀している時、その後ステージを後にしたその時までずっと拍手は鳴り止むことはなく長いようで短い2時間弱の公演は終わりを迎えました。

最後に

50年以上唯一無二な曲を演奏し続けてるのに決してメインストリームではないし誰に教えても聴いてくれることなどないぐらいマイノリティー、しかも異国でかつ造語を歌ってるから何を伝えたいかもわかりにくい、そんなバンドが極東で我々ファンを楽しませてくれる、それはとても素敵な時間なのだと今回のライブで身をもって実感しました。
ヴァンデ御大も70を超えていつ旅立ってもおかしくないぐらいになってしまいました。そんな彼が、まだ創作欲も出しながらライブも積極的にしてくれるこの時をMAGMAファン皆さんで楽しみましょう。2022年はまだ2ヶ月程ありますが僕の中での最高の2022年の締めともいえるライブ参戦でした。

長々と書いてしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?