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快適な空の旅を~

先日、北海道へ行ってきた。

ふと思い立って「登別温泉」へ行こうとして、ANAで航空券を予約してから気づく。

「俺一人で飛行機乗ったことねぇわ」

だって、地に足がつかない乗り物は怖いもの。人生で一番避けてきた交通手段。。。
そこで、私が飛行機童貞を捨てるまでのメモをここに書き残す。

2024年2月某日。

大阪国際空港へ足を運ぶ。

梅田から蛍池→伊丹空港のコンボを決めたが、あとで調べてみると天王寺や梅田から直通バスがあったらしい。先ゆうといてくれ。

さて、中に入ると、なんだかいかめしい雰囲気に包まれる。

電光掲示板を見ると、行先表示が視界一面に広がる。

伊丹→高知…とかあるけど、こんなもんチンチンみたいな距離で飛行機使うやつおんのかいな?車で5時間くらいやんけ

って一人で感想を心に秘めて、とりあえず11時50分発くらいの時間まで休憩することにした。

が、ここで「乗り物酔い薬」と「点鼻薬」を持ってくることを失念。空港内の薬局で買う。空港内の薬局にも、0.02や0.01のあれが置いてあった。どこでそんな行為すんの?だれでもトイレ??

丸福珈琲店に入り、アイスティをいただく。
店員が白人にからまれていたが、英語で案内をしていた。店員、すごいね。

「お、そろそろ出発30分前くらいか~改札行くかな~」と思い、レジへ行くと某アジア系のババア3人にレジ横入りされた。

よかったな、平日ならブチ殺してるぞ。まあ旅行中や、恩赦や。

インフォメーションで女の係員に「初めて飛行機乗るんやが、どうすればいいか教えてくれ」と言ったらびっくりされたが、教えてくれた。いい子や。

どうやら、「なんとか検査場」で持ち物検査的なものがあるらしい。

そして、迷いながらその場所へ行くと、何やらものものしい雰囲気。

ん?よくみたら時間がクソギリギリやんけ。飛行機ってのは乗るまでになんでそんな時間かかんねん?

焦りながら鞄をかごにいれて、へんな探知機ゲートみたいなんを通らされた。

係の人「服も脱いでください」
私「あ!?マッパになるんかぇ!?」
係の人「いや、上だけでいいです」

ほんなら先ゆうといてくれ。

中に入っても、また改札みたいなんがあった。どうやら、乗るタイミングになると呼び出されるらしい。切符みたいなん見たら「Group3」って書いてある。Jリーグみたいやな。

係の人「この中でお手伝いが必要な方や小さい子ども連れの人がいたら先来てください」

と言うていたので、つい私も小さい子ども枠で手をあげそうになったが、我慢した。

どうのこうのゆうてるうちに、機内へ案内された。
シート横2つ+道+3つの規模を持つ飛行機。
なんでこんなデカい鉄の塊が空を飛ぶんだろうか?

横にはまぁまぁの30歳くらいのババアが座った。
よかった、横が力士みたいなデブやったらきつかった。ただでさえ席せまいのに。

席の前にモニターってないの?とか思ってるうちに離陸。

あの急加速は、本当に昔から慣れない。浮いた瞬間の浮遊感の気分の悪さ、ゲロがでそう。
CAが美人やったから許せたけど、力士みたいなデブやったらきつかったな。

そうこうしてるうちに、シートベルトマークが消える。が、なんかCAが不穏なことを言いだす。

「新千歳空港周辺で乱気流の連絡が入ってるから、着陸態勢に入ったらシートベルトマークつけるで」的な。

おいおい、勘弁せぇや。
車とかバスならどんな感じでも酔わんが、飛行機とフェリーだけはあかんねん。吐しゃ物まきちらす自信しかないわ。

座席の手すりをわしづかみして、震えながらフライトを楽しんだ。

で、津軽海峡が見える時点で揺れ出す。

「きた!ついに地獄の始まりやオイ!!」って一人で叫んで身構えると・・・

何事もなく着陸した。

なんやねん、そんなビビらせるイベントいらんねんカス

ついに飛行機童貞を捨てた瞬間であった。
祝福する新千歳空港がまぶしい。

新千歳空港の行先掲示を見てみると
新千歳→青森…とある。さっきのチンチンみたいな距離よりはるかにチンチンみたいな距離を飛ぶ飛行機もあるんや、ってちょっと笑ってしまった。

電車で行けよ、そんな距離。

温泉はさすがに有名どころ。お肌マジでつるつるになった。
毎日登別温泉に入ってれば145歳くらいまで生きれそうな肌。

帰りは行きよりデカい飛行機で帰ってきた。
っていうか帰りのほうが少し揺れた。大阪雨やったしな。

(結論)
なんであんなでかい鉄の塊、宙を浮くことができるんや?

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