ただ触っていたい
嫁さんに触っている時が好きだ。
性的な意味など微塵もなくて、ただ膝頭に手を当てている時とか横に寝転がって身体を寄せてる時とか…
彼女は確かに生きていて元々他人である俺がこの距離感で更に触れていても、特に嫌そうにするでもなく自分のしていることに没頭している。
風呂に行くのに立ち上がれば部屋着のボトムは膝上まで下がっており
「それは何?なんかケツ祭りなのか?」
と訊けば
「祭りとかじゃなくて、ただキツいんじゃない?」
と、俺にはジャッジのしようもないことを答えてくる。
冬になったせいか引っ付いていたい夜が増えたね。夏場はこういうわけにはいかないね。
俺は寒いのは苦手だが、引っ付き可能な面だけを考えると冬が長いほうがいいな。
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