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とっ散らかっている

自分が購入した大半のCDは押し入れにしまってある。音源はPCに取り込んであり、後はオーディオプレーヤーで再生するくらいだ。CDを再生するプレーヤーやコンポも無いので音源を保存してしまえば後はかさばる一方なんだよな。

時代が時代なんだから配信で買えよって思わないでもないが、レコードの時代から音楽を聴いていた私はやっぱりジャケやライナーを手にしたいんだな。せっかく片付けたのにまたその辺の棚にCDが増えていく。

かといってコレクター気質があるというわけでもない。レンタルで手に入ればそれで済むのだが、それでも見当たらないと買ってしまうのだ。


上の写真は直近の購入アルバムだ。

レーナードスキナードは写真の3rdアルバムと「ストリートサーヴァイバーズ」はどちらも好きなアルバムなんだが見当たらず購入してしまった。

13歳くらいだったか…クイーンから始まった私のロック熱はブリティッシュ勢をぐるぐる回る中でモヤ味を帯びていた。そこで初めて聴いた1stアルバム…トリプルギターは衝撃的で、私はここからアメリカンロックに傾倒していった。


テキサスはヒューストン出身のトリオといえば?…

ZZTOPだろうよ!と思っていたが、写真真ん中のクルアンビンもテキサス州ヒューストン出身らしい。あまりにもジャンルが違い過ぎるw

昨年のフジロックにも出演してたみたいだね…ポストロックに括られる感じなのか?同じくYouTubeで観たエレファントジムはイマイチ音源だけ聴いてみようとまでは至らなかったけど、クルアンビンは妙に引っ掛かりがとれず購入してしまった。なかなか緩くて心地よい。


写真右のTOMTOMCLUB…

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最近のアルバムかと思うほどルックスが洗練されているな…

これもYouTubeでTINA WEYMOUTHを解説するような動画を見たものだから…トーキングヘッズの人であることなんか当時知らなかったし。一般的なPOPやらROCKやらから比べると実にトリッキーでそれがクセになるベースのリフを奏でる人だ。

輸入盤を購入だったので届くまで待ちきれずトーキングヘッズの「ストップメイキングセンス」のDVDを先に手にいれた。これのCDは昔結構聴いていたのに映像をようやく観ることになった。

当時別にニューウェイヴに惹かれていた訳でもなかったのにCDを聴いていたのは、多分何かから脱却したくて求めたのに違いない。何故その時映像まで観なかったのかが悔やまれた。ちなみに既にデビュー済であったからかライヴの途中にTOMTOMCLUBコーナーがもうけられています。

袖幕なども全て取っ払われたネイキッドのステージにデヴィッドバーンがアコースティックギターとラジカセを持って登場する。ラジカセでリズムトラックを再生しギターを弾きながら「サイコキラー」を唄うオープニングから曲を追うごとにメンバーが増え、曲中無造作に山台に載った機材がスタッフにより運びこまれてくる。照明や美術に凝った仕掛けがされているのにトーキングヘッズのサウンドにアフリカンリズムが多様に盛り込まれているせいなのかライヴとしての躍動感がすごい!舞台芸術として完成していると思う。


今これを書きながら部屋にはピンクフロイドの原子心母が流れている。

これらすべては決して混沌としているわけではなく私という存在の中においてひとつになっている。ただ少し遠くから見てみると非常に散らかっているように見える。でもこの散らかり具合が浮き沈みのふり幅のある自分の人生を歩いてこれた原動力であるような気もするんだな。

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