♯2 宿直

ガス屋の仕事の1つに平日は宿直、土日祝は宿日直があります。
宿直は会社に泊まって緊急事態に備えます。実際はほとんど何も起こらないので当日の完全終業時に見回り点検をして、非常時にガスが大きなタンクから流れ出ないように遮断弁を操作します。門扉を閉めて外部からの侵入等を防ぎます。
後は電話番をしながら宿直室で過ごすだけ。眠くなれば寝ればいいし電話対応さえこなせば、ある意味で自由です。それで少し手当てがつくのでラッキーと思いがちですが、実は落ち着かないのかあまり寝られません。寝られる業務ということで次の日も通常業務になり、いがいと身体はしんどいです。私の場合、いつも3時間程度の睡眠になってしまう。
何もない時はまだ良いのですがガス切れやガスくさい等の緊急情報が入って出動した時は、もっと最悪です。頭が仕事モードになり、ほぼ寝られない事も…。
午前7時頃、眠い目をこすりながら敷地内を巡回し異常の有無を確認。事務所のカギを開け、季節にあわせた冷暖房をつけて、門扉を全開にする。日誌を書いて終了です。
土日祝は朝から拘束され、電話や入居が良くあるあたり日なんかもあります。
プロパンガスは入居時に立会いの手続きが必須ですが、今入居したからすぐ来いとか言ってくる人も結構いる。
入居は計画的に!
と言いたいこともしばしば。
疲れますが給料のためにガンバります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?