生きづらさを抱える人にVol4

メチャメチャで、ボロボロだった私

今は、私は一人暮らしをして、週に二回、介護施設で働いています。早朝に起きて、Clubhouseのシモトリさんのルームに入って、学んでいます。ゼロ秒思考のメモ書きも、毎朝欠かさずやっています。本も読んでいるし、ClubhouseのKyoko Iwataさんのアクティブリスニングのルームにも入り、アクティブリスニングについても学んでいます、精神状態もとても安定しています。

そんな私ですが、かつては、めちゃめちゃでした。ボロボロでした。パチンコ依存症だったのです。ギャンブル依存症の一歩手前でした。

たまたま立ち寄ったパチンコ屋で、私は12000円勝ちました。それから、パチンコにのめりこんでしまいました。その頃は私は、仕事をしていませんでした。だから時間がたっぷりあったのです。朝から夜まで、時には閉店までパチンコをして過ごすようになりました。

朝起きたら、パチンコの事を考えてソワソワする。そして開店と同時にパチンコ屋に行く。夜帰って来てからも、翌日のパチンコの事を考える。勝った勝ったで、「明日はもっと儲けよう」、負けたら負けたで、「明日は負けを取り返そう」、と思う....とにかく頭の中が、パチンコの事でいっぱいでした。当然お金はどんどん出ていきます。サラ金でお金を借りようとしたこともあったほどです。「このままじゃいけない!」と分かっていながら、辞められませんでした。

そんなパチンコを辞められたきっかけは、デイケアを利用し始めたことでした。きっぱりとやめられたのではなく、それからも5から~6回は行ったのですが、のめりこむという状態からは脱することができました。デイケアで、メンバーさんやスタッフさんと話すことによって、空虚さが満たされました。私は、離婚して息子たちを元夫の方において、京都に戻ったのですが、その息子たちに会うことはおろか、連絡さえもできない状況でした。

パチンコは、現実逃避の手段の一つでした。

デイケアでメンバーさんやスタッフさんと関わり、プログラムに参加したりしているうちに「パチンコがしたいという想いは消えました。今は全くパチンコをしていません。やめられて、本当に良かったです。

もう一つ私が依存したもの、それは「男」でした。私は、まっちぐアプリを利用して、たくさんの男に会いました。その中の何人かには、抱かれました。「愛している」というのでも「愛されている」というのでもありませんでした。でも私はマッチングアプリをやめられませんでした。男たちに会うことをやめられませんでした。そんな自分が情けなくて、嫌でした。

そんな私を変えてくれたのは、雄二の存在でした。雄二ともやはり、マッチングアプリで出会いました。でも彼は、他の男たちと違っていました。

初めて会った時に、雄二はいろいろなことを話してくれました。娘さんが3歳と7歳の時に、奥さんが、てんかんの発作で亡くなったこと。それから男で一つで、仕事をしながら、娘さんたちを育ててきたことなど、色々話してくれました。

私もびゅきの事や離婚の事、息子たちの事など、色々なことを話しました。不思議なくらい素直に話せました。私は、雄二の寛容さと、優しさと、明るさに惹かれて、彼と付き合うようになりました。9月になれば、つきあって丸2年になります。雄二といると深い安心感に包まれます。「幸せだな」といつも心から思います。二人で、今をそして未来を生きていきたいです。

本当に、めちゃめちゃで、ボロボロだった私。でも、今仕事もして、恋もして、幸せに生きています。そんな私だから、言いたいのです。統合失調症の当時者の人や、その家族。そして心の病気で苦しんでいる人やその家族。診断は受けていないけれど、生きづらさを抱えている人に伝えないのです。「あきらめないで!」と。「光の差す方へ、歩みを止めないで!」と、真っ暗なトンネルの中にいても、そこには必ず、光の差す出口はあるのです。

生きていきましょう!精いっぱい生きていきましょう!

最後まで読んで下さって

、ありがとうございました。

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