生きづらさを抱える人にVol3

変わりたいと思うなら、まず言葉を変えよう

心の病を抱えている人、生きづらさを抱えている人、変わりたいと、自分や周りの状況を変えたいと思っていませんか?そのためにセミナーなどを受講しなければいけないと思っていませんか?

でも、自分を変えるのに、そんな風にお金をかける必要はありません。時間もかかりません。今、この瞬間、この場所でできます。そう、使っていることばを変えるのです。ただそれだけ。とてもシンプルです。

医学博士で、農学博士の佐藤富雄さんは、言っています。「あなたが普段何気なく使っている言葉は、そのままあなたの意識となり、あなたの世界像を作り上げます。つまり、あなたが世界を変えたい、夢を叶えたい、と思うなら、まずは言葉を変えるのです」と。

私がデイケアで接する精神疾患の患者さんの中には、自己肯定感が、とても低い人が多いです。

「どうせ自分なんか…」「もう若くないから」「いい大学を出ていないから」と、自己肯定感が低いのです。自己肯定感が低くて、変わることができない。一歩踏み出すことができない。そんな人をたくさん見てきました。もったいないなあと思いました。一度しかない人生を自分で発する言葉のせいで、一歩踏み出せずに無為に過ごしてしまう....もったいなくありませんか?

『変化できる人』の中で赤羽雄二さんは、「変化できない人の典型は。変われないと思い込んでいる人です」と言っています。そして、「変化を恐れるのは『ただの癖』」と言っています。そして、「変わらない理由が実際はほとんどないにもない。ないにもかかわらず、むやみに変化を怖れて一歩を踏み出さないというのは本当にもったいないと思います」とも言われています。私も同感です。赤羽さんは言います。「変化できると自信が湧く」と。「変化できるようになり、必要に応じて変化するようになると、人生が大きく変わります。肩ひじ張って生きる必要がないとわかり、いつもリラックスして「行動できるようになります」とも言っています。変化できる方が、生きやすいのです。

『7つの習慣』の第1の習慣、「主体的である」のところでは、「持つ(have)」と「ある(be)」のことがあります。「家さえ持っていれば、幸せになった...」「もっと忍耐強い夫を持っていれば...」「がくれきさえもっていれば....」そうではなくて、あるにフォーカスして考える、どれが大切です。「私はもっと忍耐強くあるぞ」「もっと賢くある」「もっと愛情深くある」問題が自分の外にあると考えるならばその考えこそが、問題なのです。

赤羽雄二さんは言います。「悩んでいるという状態を実は楽しんでいる場合もある」「悩んでいると。誰かにかまってもらえて『悩んでいる自分』に、安住しがち」と。

それでも変わることが怖く、一歩が踏み出せない人もいると思います。そういう人は、完璧を目指していないか、自分に問いかけてみてください。そして國分康孝さんの、この言葉を意識してください。「ねばならないではなく、するにこしたことはないと考える」。変わらねばばならないではなく、変わるに越したことはない、と。すこし緩みませんか?

佐藤富雄さんは言います。「言葉が変われば、意識が変わります。意識が変われば、考え方が変わります。そして考え方が変わったとき、あなたの行動も変わり、あなたは、理想の自分を手に入れているのです」と。

ただ、言葉を変えるだけ。それだけで、理想の人生がを手に入れられるなんて、素晴らしいと思いませんか?言葉を変えてみませんか?

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。




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