忘れることはどうせ大したことじゃない?

坂元裕二さん脚本のドラマ「カルテット」がTVerで配信されていて、久しぶりに観た。

リアルタイムで夢中になった作品なのにほとんど忘れていて、自分の記憶力の無さに引いている。


第1話で、高橋一生が「からあげレモン」の話をするシーンははっきりと記憶にあったけれど。

松たか子の夫が「からあげにレモンかけるの嫌いなのに言い出せなかった」という伏線回収は覚えていなかった!

すごく大事な所なのにね。


他のドラマでも映画でも、見直すと「大事なポイントなのに覚えていない」ということが多い。

同じ作品をもう一度新鮮な気持ちで楽しめるのは良いことだけれど。


ってことは、現実世界の出来事も同じように「大事なポイントなのに覚えていない」ことが多発しているんだろうな。

「忘れることはどうせ大したことじゃない」と勘違いしがちだけれど、大事なこともあっさり忘れているんだ。

思い出は常に不完全。
それを念頭に置いて振り返らないと、過去を誤認してしまいそうで怖い。

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