遅読・積ん読ノススメ

 どうも。音MAD界隈で読書家系音MAD作者と一部で言われているhacocococoです。

 読書いいですよ! とか読書しましょう! とか言いたいのですが、皆さん、本を読むのってダルくないですか? 私はダルいです。特に「本読むかぁ」ってときになかなか本に手が届かない(物理的な意味ではなく)。

 「ハコは読書家だからさぞ本読むのが速いんだろうな」「ハコはいろんな本読みまくってるんだろうな」などと思われてそうですが、
私は重度の遅読家重度の積ん読家です。
 本当に本を読むのが遅いです。

 例えば高校時代、松本清張『砂の器』(上下巻)を読んだときは1年半かかりました。 
 
また、米澤穂信『氷菓』はあんなに薄いのに、1ヶ月かかりました。
 
しかし、全部が全部遅読というわけではありません。
 スティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』(上下巻)は2週間、三浦しをん『船を編む』6時間、森見登美彦『【新釈】走れメロス 他四篇』『四畳半王国見聞録』4日間で読破しました。

 何故なのか、自分で分析してみると、
「集中力がない」
「すぐにスマホなど他のものに目移りする」
「作品の世界に入り込めてない・楽しめてない」
辺りが該当するのかと。

 あと、
「長編小説は集中力が切れやすい」
「短編小説はだいたい1篇読み切るまで読んでしまう」
という傾向が分かりました。

確かに森見登美彦の2作は短編集です。
あと、スティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』は◯章という切れ目が多い、あと映画を先に見ているので話がわかるし、キャラの見た目が映画の役者に当てはめることが出来て、スラスラと読めた記憶があります。
(そもそも『ミレニアム』は世界的ベストセラーだから面白くてすぐに作品世界に入りやすい)

 他にも三浦しをん『船を編む』は人から薦められてその日に単行本を買いに行ってその日に読了した作品です。とても読みやすく、わかりやすい物語でした。(人気作家のベストセラーだからそりゃ……)

 しかし、米澤穂信『氷菓』は何故、あんなにかかったのか。まだアニメ化する前に読んだ作品なのですが、読みやすいが、当時はあまり米澤穂信の世界に入り込めなかった、というのが原因だと思います。今では好きな作家なのでスラスラ読めますが。

 同じく、松本清張。実は松本清張の代表作『点と線』はスラスラ読めた作品なのですが、同じく松本清張の代表作の1つである『砂の器』は全編に渡ってだらだらとしていて、しかも事件の進展が遅い、事件の手がかりなどが偶然発見しちゃう、アール・ヌーヴォーとかそういう当時の若者たちの話と事件の捜査が交互に語られていくのですが、最後の方までいかないと事件との繋がりが分からないし、トリックが現実離れし過ぎてて意味が分からなかった……など悪い点を挙げれば挙げるほど出てくる……これは読みづらい。

 なお、これの映画版『砂の器』(丹波哲郎主演)はそのダラダラした部分やアール・ヌーヴォーがどうたらや殺人トリックの変更などされていてメチャクチャ分かりやすく、面白かったです。原作読むより映画見たほうがいいです。これに関してだけは。

 と、例にあげて自身の遅読について語ってきましたが、遅読の原因の1つに積ん読があります。

 私は欲しい本をすぐ買うタイプなのでまだ読み終わってなくても次々と本を買っていき、積ん読してしまう性格です。

 なお、遅読のひとつに小説を複数同時並行して読んでいるという問題があります。
 今は40冊くらい同時並行して読んでますが、忘れるということはなく、その本を手に取って少し読むだけでその本の今まで読んだ内容がしっかり思い出されます)
 これは遅読(ゆっくり読んでいる)しているので、そうそう忘れないんです。だから遅読はオススメです。

 あ、速読できる方で内容を忘れない方は別に試さなくてもいいと思います。羨ましい。

 積ん読についてですが、文芸書どころか、マンガすらも積ん読してます。まあ、マンガも読んでいれば、今どういう状況かとかすぐ思い出しますし。

 積ん読を始めた理由は買おうと思っていた本が翌週、誰かに買われたのか、本屋が撤去したのか、無くなっていたからです。それ以来、「本は一期一会」と胸に刻み、本を大量購入しています。


 その様子は個人?鯖で買った本報告しているので見れます。
気になる方は声かけてください。だいたい通します。

以上!箱流遅読&積ん読ノススメでした!

皆さんも楽しい読書ライフを!あと、本は本屋で紙で買おう!

おわり

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