ハコ

今日も献立が決まらない

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最近の記事

不登校の親、1ヶ月のもやもや

まだ1ヶ月?やっと1ヶ月。 長い1ヶ月だった。 5月の末に学校に行けなくなった長男。 最初はわけがわからなかった。 きっと何か特別な出来事が学校であったにちがいないと思った。いじめられてるような気配はなかったし、勉強も遅れているようには思わない。私には検討がつかないけれど、きっと大きな出来事があってそのせいで行かないんだ。 早く問題を解決して、また楽しく行けるようにしてあげないと。 その考えに捕らわれた。 最初の一週間は担任に「問題かもしれない引き金になった

    • ランドセル選びの思い出

      娘が年長さんの春、2人目の弟が産まれた。 しっかり者で真面目で、優しく絵に描いたようなお姉ちゃん。 産院に残る私と末っ子とバイバイする時に見せた涙が今でも切なく思い出される。 末っ子が産まれてそれまで以上に母親にかまってもらう時間が減った娘のために、ランドセルを選ぶ日を特別な日にすると決めた。 幼稚園から帰ってきた娘の髪をポニーテールにして、ワンピースを着せ、真ん中の弟と末っ子を実家から呼び寄せた両親に預けて都会に出かけた。 2人で出かけたのは、いつぶりだったのかな。

      • かみなり集めの仕事 1

         私の父は雷を集める仕事をしている。 正しくは蓄雷という。  父が産まれた頃にはまだなかった職種らしい。  大嵐の日、地方のとある工場に雷が落ちた。そしてどうゆうわけか非常用の蓄電器に電流が流れ蓄電器を壊してしまった。そこで一筋縄ではいかない腕はあるけどやや性格に難ありのエンジニア登場である。農機具の開発で培ったのかどうなのか、ただのマニアックなだけなのか、電流の回路を解明してしまった。  性格にやや難のあるエンジニアは祖父の兄にあたる人で、たくさんの兄弟の中でもずば抜

        • おやすみなさいの呪文

          楽しい夢を見れますように、おやすみなさい 長女が2歳の頃から毎晩ベッドで唱える呪文だ。 いつも通り寝かしつけをして、ウトウトしたほんの少しの間にこわい夢を見たらしく、彼女の人生で初めてのことだったし、ひどく泣いた。 夢を見たんやね。こわかったね。 次の夢はこわくありませんように。 きっと大丈夫、遊園地で遊ぶ夢か、アンパンマンに会える夢やといいね。 そして「こわい夢を見ませんように」とお願いをしてから寝るようになった。  それがいつしか「楽しい夢を見れますように」に変わ

        不登校の親、1ヶ月のもやもや

          ピアノをクビになった話

          小学生の頃、たくさんのおけいこをさせてもらった。 別にお嬢様でもなんでもなく、世の中はバブルで父の商売はバブルの恩恵をもろに受けていたのだ。 幼稚園に入って少しすると、ヤマハエレクトーン教室に行ったらしい。らしいと言うのも、ほぼ覚えていない。 アルミのドアを開けて階段をのぼる景色は覚えているけど教室の記憶は霞のよう。 覚えているのはララルーと言う曲が大好きだったことだけだ。今もたまに口ずさむ。 小学生になり、お雛様の代わりにピアノを買ってもらった。もちろん私の意思ではない

          ピアノをクビになった話

          不登校はじめました

          私は今、問題を抱えている。 長男がちょっとした不登校になっているのだ。 それは金曜の朝だった。 お気に入りのライナスの毛布にくるまって登校10分前に泣き出した。しんどいと言う。熱はない。 幸い私の仕事は休めることもあり、しんどいのならば仕方ないと、すんなり休ませた。 土日をゆっくり過ごし、日曜の寝る前に喉が変だと訴えた。苦いような詰まるような感じがする、と。 月曜の朝も、泣いた。 そこでやっと私は気づいた。遅かったけど、やっと気づいた。 毛布にくるまり貝になってい

          不登校はじめました

          土曜日のカレー

          毎週土曜日はカレーの日。 私には3人の子どもがいてる。 一番上が女の子。真面目でマイペースでしっかりしてるようで、そうでもない5年生。とにかくかわいい。 二番目が男の子。誰に似たのか運動神経がよくて野球をがんばっている。クラスでは人気者。大野くんと杉山くんとまではいかないかもしれないけど、なかなかいけてる。あ、大野杉山ペアはちびまる子ちゃんの、ね。しかもかわいい3年生。 三番目も男の子。これは上の子とは一味違う大胆さをもったやんちゃで活発的。ほっぺたがプクプク

          土曜日のカレー