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昨年熱中症になった話

昨年、はじめて「熱中症」なるものにかかってしまいました。
ある夏の暑い日、いつものように撮影に出かけ、ひと仕事を終えて帰宅。自宅の仕事部屋でデータの整理をしていたところ、どうにも“ピントの甘い”ボケた写真ばかり。「そんなはずないけどなぁ」と見ると、ファイル名までボケている。
と、急にこれまで経験したことのない目眩と吐き気と頭痛が襲ってきました。これは一体?と、気持ち悪さを抑えつつもネットで症状をしらべると、まさに“熱中症”そのもの。
これはまずいな…と、思ったところで、椅子に座ることもできなくなって、そのままドスンと床に落ちてしまいました。急いでトイレにいこうにもめまいがひどく立つことも歩くこともできない。どうにか階段と廊下を這いながらどうにかトイレにたどり着くやいなや嘔吐。
「身体を冷やさないと」と思い、そのままずるずると廊下を這いながら浴室まで行き、服も脱がないままシャワーで頭、首筋、脇の下に水をかける。特に大動脈がある頸には念入りに。目眩はするものの吐き気は収まり、だいぶ楽になってきた。髪を乾かし寝間着に着替え、どうにかベッドまで戻る。冷凍庫にあった保冷剤をかたっぱしから取り出し、タオルで包んで頸の後ろと両脇にあてる。上を見ると天井がぐるぐると回りっぱなし。心臓ばっくんばっくん…。
一瞬「え?ひょっとしてこのまま死ぬの?」といったことが頭をよぎる。

「そうだ明日の仕事をキャンセルしなくちゃ…」と取引き先に電話をするが、うまく喋ることができない。発声するための息が続かないのだ。途切れ途切れの言葉でどうにかその旨伝えることができたのでしたが…。
次に家人に携帯で連絡をしうにも、目眩のせいでメッセージを打つことができない。しかたがないので横になったまま帰宅を待つことに。

結果、2日間ほど仕事を休み、事なきを得ましたが、いやほんとあまりの急なことで驚いてしました。べつだん水分を摂っていなかったわけでもないしちゃんと冷房も入れていましたから…。

そんなわけで、今年ももうすぐ暑い季節がやってきます。
言っておきます「熱中症は、なんの予感もなく発祥します」。皆様もお気をつけください。


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