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『ロストプレゼント』は、ジャスティン・マルゴー主演のアクション映画。
邦題は『炎の配達人~暗い夜道にご用心~』。

<あらすじ>
運送業社に勤める主人公アレックスは、いつものように深夜に運送用のトラックを運転していたところ、トイレに行こうと思ったが見当たらず、道端にトラックを停め、仕方なく物陰に隠れて用を足した。トラックに戻ると、積まれていたはずの荷物がすべて消えていた。その荷物の中には離れて暮らす娘に渡す予定だった大切なプレゼントが含まれていた。そして、トラックには消えた荷物の代わりに見覚えのない段ボール箱が1つ。そこには「荷物を返して欲しければ、これを届けろ」と書かれた紙があった…。

<エピソード>
主演のジャスティン・マルゴーは、この映画で元妻役を務めたキャサリン・グリーンフィールドと結婚。
この映画に主演するまでマルゴーは主にテレビドラマのコメディ俳優として活動していたが、それほど有名ではなかった。
アクション映画ということで、クランクインまでの2ヶ月で筋力トレーニングをし、体重を12kg増やしたという逸話からも、マルゴーの初主演映画への意気込みが感じられる。
2014年映画評論家が選ぶワースト映画の第4位。
ピーター・パーク監督は「とにかく注目されることは良いことだと妻に言われた」と喜んで授賞式に出席した。
予算が少なかったこともあり、監督を含め制作スタッフが所々で出演している。
パーク監督が演じるホットドッグ屋の店主と主人公アレックスとの軽妙な掛け合いは、ほとんどがアドリブだったという。
全体的にテンポの良いコメディタッチな作品ではあるが、「押し殺されていた感情、劣等感。戦うことに対する嫌悪感と、勝つことでしか得られない達成感とのジレンマ。理想と現実のギャップ。多様化する社会。既存の価値観や常識と現在進行形の事象との隔たり。苦悩する正論。恣意的に歪められた世論。繰り返される悲観と楽観。埋まることのない格差。選択されたイデオロギーと必然的に導かれた現状。後手に回る修正。舵取を見失った時代の狂気と崩壊。不信と停滞の悪循環。そういった作り手の思想や社会風刺的な主張が多分に含まれている」と一部で評されたことがあり、これに対してパーク監督は「…まぁ、そういう捉え方もできるっちゃできるかもしれませんね」と答えている。

※仮想Wikipediaは当然ながらフィクションで、実在の人物とは関係ありません

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