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MoMoTarou. Another STORY.


ドリルです。


息子と2人 布団に入ってる時に息子が 僕に聞いてきました。


「パパ、パパァ。なんで 桃太郎って桃に入って流れてきたん?なんで、ももやったん?」


「えっ?アレ ホンマは 桃じゃないねんで。ホンマの桃太郎をお父さんが教えたるわ!話は 桃太郎が鬼ヶ島に着いた所から始めようか?よう、聞いときや!」


「うん!」

……………

……………

……………

……………

……………

鬼ヶ島に 着いたモモタロウ達は 雉が 空から偵察に行き戻って来るを 待っていた。

犬と猿は、鬼ヶ島の重い空気が 辛そうだが 不思議とモモタロウは 平気だった…というよりむしろ懐かしさ さえ覚えていた。


「モモタロウさん!そろそろ あのヤベー団子 分けて下さいよ!ここの空気……気がおかしくなりそうだ!アレを食べれば 痛みや苦しみが感じなくなるんすよ!さぁ!早く!あのヤベーやつ下さいよー!ウッキー!!


バウバウ!猿よ!キーキーと吠えるな。ここの空気のせいで頭が痛くなる。そろそろ雉が 帰ってくる。そこで 大人しくお座りでもしてろ。」



「ウッキー!このワン公が!お前も団子が欲しくてたまらないんだろうが!スカしやがって!この野郎!!」



「ケーン、ケーン!オニタチ ムラ ヲ ツクッテ クラシテル!ソノカズ ゴジュウニ!モンモ ナラ カンタン!ミナゴロシ!!ミナゴロシ!!」


キジの甲高い声が モモタロウ達に聞こえる。


「ありがとう!雉さん。では、みんなに この団子を!!………………ふぅ…………それでは……1匹残さず 鬼退治といぎますかぁ!!」


「バウバウ!!」

「ウッキー!!」

「ケーン!ケーン!」


モモタロウが 重い鉄の扉を一閃!!真っ二つに斬り 蹴り破る!


猿の手から火球が 放たれ辺りに飛び散る!


雉が 羽ばたき風を起こすと火の勢いは、一層勢いを増し鬼たちの住処を焼き尽くす。


いきなりの攻撃に驚き 家から飛び出し逃げ惑う鬼達。


犬の咆哮と共に氷の刃が 現れ 逃げ惑う鬼達の身体を貫く。


「うわ〜!なんだぁ!」

「化物だ!化物が攻めてきたぞ!」

「助けてくれ〜!」

「お母ちゃ〜ん!お母ちゃ〜ん!」


泣き叫ぶ 鬼達に一切の容赦無く 斬りつける!!


「鬼は 悪だ!女、子供とて容赦するな!一匹たりとも 生かしておかないッ!!」


「バウバウ!!」

「ウッキー!!」

「ケーン!ケーン!」

……………

……………………

……………………………


「モモタロウさん!粗方 全滅させやしたぜ!」



「そうだな…他に隠れている鬼が いるかもしれない…猿さん もう一度この辺り一帯を見てきてくれ。」


「了解!ウッキー!」





「モモタロウ……礼を言う。これで 氷の里の犬達も浮かばれるだろう。」


「いやいや、犬さん。これは、みんなで協力したから成し遂げられたんだよ!誰一人欠けても 無理だった。みんな思いは 同じだ!鬼は 『悪』。一匹足りとも生かしておかないッ!


「モモタロウさ〜ん!モモタロウさ〜ん!大変です!奥に『ひゃくひゃく』って書いてあるカプセルがゴロゴロとあるのを見つけました!それと、ジジイの鬼が居たんで取り敢えず縛ってます!早く こっちに来てくださ〜い!!」


そうして、モモタロウ達は 猿の案内で年老いた鬼の下へ急いだ。


「オニハ ミナゴロシ!!オニハ ミナゴロシ!!」


「雉さん 落ち着いて!ご老人…アナタは 誰ですか?」


「お主こそ誰じゃ。人間では ないな?何処からきた?」


「人間では ない?何を言ってるんだ?僕は 人間だ!桃から産まれた モモタロウだ!お婆さんが川で拾って名付けてくれたんだ!」


モモモモじゃと?ハッハッハッ!お前は 鬼じゃ!間違いない!鬼じゃよ!よいか?ワシらの村の言い伝えで 『角の生えてない鬼が鬼を滅ぼす……。』と言われておった。だから、ワシらは 角の生えてない鬼が産まれたらそこの『百々』と書かれたカプセルに入れて海へ流してたんじゃ。百を重ね 永遠に帰ってくるなよ……と思いを込めて『モモ』と書いてな……。」



「うっ、うそだ!婆さんは 川で拾ったと言っていた!海へ流してどうして川に流れてくるんだ!僕は、僕は桃から産まれたんだ!」



「お前さんこそ おかしいと思わんのか?人が桃から産まれるか?本当に 川か?海で拾ったんじゃないのか?お前さんは 自分が産まれたという桃を見たのか?『桃』から産まれたから桃太朗?『百々』と書かれていたから百々太郎の方が自然じゃないのか?どうじゃ?」


「うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!!」



『ブシュー!!!!』


「鬼は……一匹たりとも…生かしておかない………。」


「オニハ ミナゴロシ!!オニハ ミナゴロシ!!」



「そうだね……雉さん……ここにもう一匹 鬼が残っていたよ………。」



『ブシュッ!!』



「モモタロウ!!」


「モモタロウさん!!」


「モンモ!モンモ〜!」


………………………

……………………………

…………………………………

………………………………………

「こうして この世から鬼は 一匹もいなくなりましたとさ。めでたし、めでたし。


っと、どうやった?ヒナタ?面白かった?










………………って寝てるんかい!!」


この話の本当度 20%

もちろん 桃太郎の話の所は 全部 嘘です。桃太郎は モモパッカーンなって出て来たのが真実なんでしょう。知らんけど。

余談ですが、イヌは氷の里 サルは日の山 キジは風の谷で仲間になったという 脳内フローラ的な 話も子供としてました(笑)

サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!