世界一優しいプレゼント
今回は、ある2人のお友達から届いたプレゼントのお話し。
それは、世界一優しいプレゼントでした。
働き方を変えたい
私にとって2020年は変化の年。今まで自分には関係のないと思っていたSNSの世界に飛び込み、今まで出会わなかった人たちと出会った。正直、SNSで出会う人と信頼関係を築くなんて無理だと思っていた。
でも、実際にそこで出会った人たちは、優しくて、努力していて、距離なんて関係ないと思うようになった。
今まで保育士一筋だったけど、他にも選択肢があるのではないか？
理想のライフスタイルに合った働き方を求めてもいいのではないか？
そう考えるようになった。
「働く＝傍を楽にする」
今までの私にとっての「傍」は。子どもたち、保護者、職員。
これからの私にとっては、自分、自分の家族、仲間。
自分にとっての「傍」が変わってきたことが分かると、自然と手段も考えも変わってきた。そう気づいた時、このままの働き方では厳しいかもしれないと思った。
でも、私には保育士以外何もない。無理だよ、怖いよ、今のままが安心だよ。
心が叫んでいた。でも、同時に今変わらないと３年後後悔するよ。
という声も聞こえて、どうしたらいいか分からなかった。
世界一優しいプレゼント
ある日、荷物が届いた。宛名は大好きなお姉ちゃん。
開けると、そこには世界一優しいプレゼントが入っていた。
手紙には「Aさんから依頼を頂き、詩を贈りました。依頼は、hachiさんにエールになるような、笑顔になるような詩をDさんに作って貰いたい。自分の100回のエールよりDさんの詩が一番だから」
というメッセージ。
そして、「お断りする理由がないので作りました」
まだよく理解できないまま、詩を読みました。
優しい写真と、優しい言葉たち。優しい人たちが作ったから。
涙が出ないわけがないよ。
こんな温かいプレゼントはじめてでした。
詩「ゆりかご」
（一部をご紹介）
僕はいつだって 見守っている
時に風雨に晒されて 壊れそうなゆりかご
もし落ちても大丈夫 受け止めてあげる
せっかくだから 海まで行ってみよう
いつもみんなを 包み込む君の
ゆりかごに 僕がなるよ
何があっても君は君
他の誰かにならなくてもいい
足りないものは何もない
そのままの君が好き
いつだって どこにいたって
応援してる
たとえ君が 何を選んだとしても
応援させて
背中を押してくれたから
８月７日は奇跡の1日。
毎週金曜日に、hanaさんの詩を朗読しています。
そして、この日は来年の退職希望を言う期限の日。
まだ悩んでいた私。どうする？こんな状態で言っても後悔するよ。
何より、子どもたちや先生たちの顔を見たら、とてもじゃないけど言えそうになかった。自分からさよならをするなんて。
もう帰ろうー・・・。
って思った時に、この詩がよぎりました。
そして、見えないけど確かに背中を押してくれました。
「退職しようと考えています」
その一言を言うことは私にとっては大きな一歩。
「この保育園の全部が大好きです。保育の分野も一生学んでいきたい。
でも、自分の人生を３、５、１０、２０年後・・・を考えた時に、他に選択肢があるのではないか。自分の家族を大切にできるお母さんになるために、他にも勉強したいことがあります。だから、きっと続けられない。曖昧な表現をしてすみません、でも９年お世話になったからこそ、そこも正直に伝えたかった」
体育会系のめちゃ怖い園長ですが（笑）ちゃんと聞いてくれて、
「いつも楽しそうなあなたが、こんなことを言ってくるなんて。でも、考えるよね。特に女性は、仕事とライフスタイルのバランスが難しいから。でも、こちらとしてはどんな形でも残って欲しいと思ってる。まだ、少し時間は待てるから、本当に決断したら教えてね。あなたはいい味出してるから、ここで辞めるのは勿体ない。」
本当にもったいない言葉。感謝しかありませんでした。
終わりは始まり
言う前はモヤモヤしていたけれど、言ってしまうとスッキリしています。
もう後に引けないよ？猛勉強の日々が始まる。
でも、まだ本業の仕事がある。しかも、これから忙しくなる・・・
と思っていたら、コロナの為、全部の行事が中止。有給も多めに使っていいって。
これは、勉強していいよ！
って誰かが言ってるよね。天国のハチ🐕かな？
うん、ありがとうね。ちゃんと受け取るとるからね。
まずはライティング、辞めると言ったその日に、ランサーズから３件仕事の承諾が入っていました。初めてお金をもらって記事を書く経験。
ベビーシッター の説明会も予約した。
あとは・・・まだまだやることはあるはず。
終わりは始まり。みんなありがとう。
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