鴉 -KARAS- コラボ妄想

カルデアのマスターが迷い込んだのは、我々の世界と良く似た、けれど少し異なる世界。
その世界では古来より人と妖怪が共生し、土地より生まれたる精霊と契約により生み出される『鴉』により秩序が保たれていた。
平穏な街にて引き起こされる、人の仕業とは思えぬ連続殺人事件。
成り行きから調査に乗り出したマスターは、そこで機械化された妖怪達を切り捨てる漆黒の戦士、乙羽(おとは)と彼の仕える少女、ゆりねに出逢う。
彼は語る。
かつてこの街にて引き起こされた惨劇。
ある1人の男によって力の弱い妖怪は消滅し、街の力が衰え、多くの命が奪われた事を。
その首謀者が蘇り、新たな御座(みくら)――――機械化妖怪達を従え、再び秩序を破壊にするだけに飽き足らず、平行世界をもその毒牙にかけようとしているのだという。
斯くして二人と共に、魔術師は異界の闇夜へ飛び込んだ。

立ち塞がるは人の生き血を啜りて生きる、絡繰仕掛けの魑魅魍魎に叛逆者。
迎え撃つは街の守り手と来訪者たるあやかし達。

Fate/Grand Order ✕ タツノコプロ40周年記念作品 鴉-KARAS-スペシャルコラボイベント

亜種並行世界新宿 人妖守護鳥奇譚
-KARAS 再臨-

「ひと、ふた、みつ、よつ、いつ、むつ、なな、やつ、ここの――――」
「とおをめぐりてふるべ、ゆらゆらとふるべ」
「ゆけ――――『鴉』」

「御意に」

今一度、夜空に二羽の鴉が躍る。

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