仮面ライダードライブ コラボ妄想

Fate/Grand Order × 仮面ライダー コラボイベント ドライブ編
-サプライズ・フューチャー-

虚数空間を渡るシャドウ・ボーダーは未来の日本に流れ着いた。
機械生命体ロイミュードに支配された世界。人類最後のマスターは腕にネクタイを巻いた青年、エイジに出会う。

エイジと共にロイミュードに抵抗するシャドウ・ボーダー一行。
未来の技術とシャドウ・ボーダーの知識を動員し、過去へのタイムロードが完成した。

だが、ロイミュードの刺客がエイジを襲う。
黒き仮面ライダーがタイムロードを渡り過去へ飛ぶ。

「先輩、エイジさんが!」
「過去へ向かったアレも野放しにはできない。タイムロードが閉じればもう追えなくなるぞ」

>――追いかけよう!

タイムロードを越えた先の2015年、ロイミュード犯罪を取り締まる仮面ライダーの戦いは続いていた。

黒い仮面ライダーと交戦し未来を知った仮面ライダー・泊進ノ介。
その裏でシャドウ・ボーダー一行はロイミュードの三幹部と接触する。

心を持ち、故に感情に振り回されるロイミュード。
その姿にマシュは一つの疑問を抱く。

「――ピノキオは、人間になれて幸せだったのでしょうか」

新たな生物を志す機械曰く。
「心を得て新しい友と出会える。これが幸せでなくてなんだ?」

神の兵器曰く。
「幸も不幸も無い。人形として壊れた者が、自身を人と再定義しただけさ」

愛に生きる機械曰く。
「望みを叶えてなお思い悩む。まさに醜く愚かしく愛おしい、人間の姿そのものですね」

愛に生きた戦乙女曰く。
「人として憂いなく愛しい人を愛せる……ええ、ええ。とても素敵な事です」

人を守る機械曰く。
「人になると望み、人に認められたのなら……それは、羨ましい事だ」

雷霆が召喚した神霊を抑えるマスターと、超絶進化を果たしたロイミュードと戦う泊進ノ介。
二つの戦いは交錯する。

「ギルの時以来の、出し惜しみ無し(フルスロットル)だ」
「原初のルーン解放。今こそ冷徹な機械に戻りましょう」

「お前などは■■■の人形、歴史の中の小石だ! 私がお前如きに邪魔されるはずがないのだ!」

>――それでも!
「その小石が正義の塊なら!」

そして沈黙を破った赤きロイミュードは――

異聞深度:C AD.2035
叛逆情動機械 ロイミュード
 -愛された日々の証明-

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