仮面ライダーゴースト コラボ妄想

ーーー空は暗い。
美しい太陽が照らす青い空はとうの昔に消え去った。

「命、燃やすぜ!」

そこは歩みを止め、磨り減るように衰退した世界だった。
人は神に未だ勝てておらず。漂白されずとも、異聞帯でなくとも滅びゆく世界。

「カルデア?新しいレストランの名前ですか?それにしてもたこ焼きって美味いですよね〜」

「武蔵さんが女の人!?い、いや俺の事覚えてないんですか!天空寺タケルです!ほら、命燃やすぜ!命燃やすぜって言ってる!」

「え、英霊の村?座じゃなくて?」

流れ着いた3人の異邦人、命を終えた者の世界、天国でも地獄でもない果てのない場所。

その果ては、生命が息づく全ての世界に介入していく。

「肉体を手放し、全ての人類をゴーストへと進化させる。感情は消え去り争いは無くなる、それこそが理想の世界だ」

「天草、四郎……!」
「彼と私の目的は似ています。だから邪魔をするなら容赦しませんよ?」

「マコト兄ちゃんもアランも、今まで助けてくれた皆もいない、けど、俺はやるよ!」

「せっかく色んな人に助けて貰った命です、見る者全てに感動出来なくなるなんて俺は嫌だ!」

「ーーー争いのない世界は、そんな方法で作るものじゃない!」

激突。
英霊達と心を通わせ、戦う2人。神から人類を手放させた男の無限に進化する可能性がいの一番に突破口を開く。

「やっぱり、人間の可能性は無限大なんだね!」

「今を生きる人々こそが未来を作るのです、命を捨ててしまえば待っているのは停滞のみ!」
「それでいい、俺たちが進めればもう誰も進まなくていい、停滞に留まれば良い!未来の為の犠牲などもう十分だ!」

「人の未来は誰が奪っていいものじゃない!人の未来、その人達だけのものだから!」

「英霊達よ、彼らに力を貸せ!」

人は進化する。
2人は赤き炎に包まれ、やがて無限大に進み続ける。
カルデアの来訪者は、人類の可能性を見届けてるのだ!

「何故だ、ゴーストになればもう苦しまずに済む!サーヴァントのような力も手に入る!いや、死んだお前はもう手に入れている筈だ!何故、生きかえろうと、命を手に入れようとする!」

「俺は、皆と一緒に!……ご飯が、食べたいんだ!」

fate/grand order×仮面ライダーゴーストwithアギト
亜種異端特異点 運命生命賛歌

さよなら、オレ。

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