英霊剣豪×仮面ライダー555
乾巧は目を疑った、この時代にいるはずのないものを見たからだ
街を襲う『灰色の異形』は決してこの時代にいるはずのないものだ!
???「いや、ありえないってことはないだろう?それこそ僕や君が居れば」
乾巧「……お前は」
セイバータナトス「久しぶり、乾くん」
乾巧「……そうか。お前がやったのか、木場!」
セイバータナトス「……仕方ないじゃないか、一切鏖殺の宿業を埋め込まれた以上『人間』を殺さずには居られない……でもほら、オルフェノクは人間じゃないから」
武蔵(……おかしい、この男他の英霊剣豪と比べて明らかに隙だらけ、まるっきり素人の所作だ)
武蔵は既に村正に手を伸ばしている。だと言うのにそれを気にも留めずに木場と呼ばれた男、セイバータナトスは乾巧と話し込んでいる
セイバータナトス「うん、でもやっぱりこの時代の人間は僕たちの時代よりオルフェノクへの適性が弱いみたいだ」
乾巧「適正がなかった奴らはどうなった」
セイバータナトス「それは死ぬに決まってるじゃないか、僕が殺すんだから」
乾巧「……英霊剣豪ってのは元になったヤツとはもう別の存在だったよな」
セイバータナトス「そうだね、僕はもう木場勇治であってそうでない。セイバータナトスだ」
瞬間、武蔵の眼に映る乾巧の姿が揺らいだ
まるで傍に餓狼のような影が浮かんで見えるのを武蔵は巧の放つ殺気が見せた幻影だと思った
そしてその殺気がついに弾ける
巧が弾丸のように駆け出し武蔵が制止する間も無くセイバータナトスを蹴り飛ばした
大きく吹き飛ばされ後退するタナトスと対峙する乾巧の姿が餓狼の影と入れ替わる
乾巧「だったらお前なんかが木場の夢を汚すんじゃねえッ!」
力尽きた
ーーーーーー
何時ぞやの続き
セイバータナトス「僕が夢を汚した?」
今度はセイバータナトスの殺気が膨れ上がる番だった
その傍に半人半馬の影が現れる
セイバータナトス「いつだって、裏切ったのは人間の方だったじゃないか!」
やはり弾丸めいた速度で突進するセイバータナトス
今度は巧の方が吹き飛ばされる番だった
そして武蔵は理解する
武蔵「ダメだ…文字通りに馬力が違いすぎる!」
先に戦ったインフェルノもまた人外の膂力を持った女傑ではあった、しかしこの二人はそれとはまた違う形で人外の領域にある
それは偏に速度、目で追うことはできても反応は追いつかない
武蔵では巧とタナトスの速度に追いつけない!
むやみに割って入れば同士討ちの危険が伴う…だが
巧「武蔵!」
武蔵「え?」
巧「こいつを止めるぞ!」
巧はなんてこともないかのように武蔵にそう言った
武蔵「……そう言われちゃったらやるしかないじゃない。ええ、覚悟を決めました…この場で私はこの速度に追いついてみせます」
そのやりとりに激昂するのはタナトスだ
タナトス「僕はオルフェノクだけを連れて僕の夢に向かう!邪魔をするな乾巧!新免武蔵ィ!其処は『僕の歩く道だ』!」
そう言ってどこからかトランクを取り出す
タナトス「今こそ決着の時『断罪を謳う帝王の円環(オーガドライバー)』!」
灰色の異形が閃光に包まれ黒金の剣士が現れる
『出でよ灰の雨降る我等が極地!敗北せし者の魂取り込み食らう屍山血河の死合舞台!』
『我が刃の忌み名 セイバータナトス!』
『我が遺灰の真名 木場勇治』
『いざ、いざ、いざ。いざ覚悟せよ乾巧!』
巧「いざ尋常になんざ趣味じゃねえ!」
『勝負!』
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英霊剣豪七番勝負 勝負番外
ウルフオルフェノク 乾巧
セイバータナトス 一切断罪
ホースオルフェノク 木場勇治
乾巧or宮本武蔵強制出撃
ゲージ1本目 仮面ライダーオーガ
特殊バフ
一切断罪 自身に対人間特攻+対人間特防+対悪属性特防
地の帝王 自身にダメージ50%カット
ゲージ2本目 ホースオルフェノク激情態
特殊バフ
一切断罪
使徒再生 通常攻撃に稀に即死効果 極めて稀に相手にガッツ状態
ゲージ3本目 ホースオルフェノク
特殊バフ
一切断罪
夢の残滓 乾巧に攻撃されるたびに自身に呪い状態(3ターン・1500)
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