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肥満遺伝子からわかる自分にあったダイエット方法

現代では遺伝子からわかることが増えてきています。

・がんなどの疾病のリスク
・薄毛になるリスク
・太っている原因
・アレルギー
・食品の代謝機能


遺伝子を調べても、その遺伝子が発現するかどうかでそのリスクが発症するかどうかは変わってきます。

遺伝子発現⇒その遺伝子によるリスクを負う可能性が高くなる
遺伝子発現しない⇒その遺伝子によるリスクを負う可能性が低くなる

例えばハゲになりやすい遺伝子を持っていたからといって、その遺伝子が発現しなければ、ハゲになるリスクは低くなるということになります。

薄毛になる遺伝子を調べてもハゲの予防策はないので、こういったものに関しては調べる意味はあまりないと思っています。

薄毛になる遺伝子を持っている人は、ハゲ始めたときにどういう対策をとるかを考えておいた方が正しいリスク対策と言えると思います。


ダイエットをするときに知っておきたい遺伝子とは

でも、ダイエットに関して言えば「現在、太っている」という状態であり、だからこそ「痩せたい」と思っているはずです。

それはすでに【太りやすい遺伝子を持っていて、その遺伝子のせいで痩せにくい】という現状にあるということです。


この場合に調べるべき遺伝子はエネルギー源となる成分の代謝機能になります。

・太りやすい遺伝子を持っているか(×)
・糖質・脂質・タンパク質の代謝機能(〇)

つまり、すでに太りやすい何らかの遺伝子が発現してしまっているので、食べる物や運動するにあたって、何に気をつければ良いかを知ることが最適なダイエット方法を見つける近道になります。


最適なダイエット方法の見つけ方

肥満遺伝子

赤の四角で囲った3つの遺伝子はエネルギー源の代謝に関係する遺伝子になります。

・糖質の燃焼⇒β3AR遺伝子
・脂質の燃焼⇒UCP1遺伝子
・たんぱく質の合成・分解⇒β2AR遺伝子

例えば脂質の燃焼に関係するUCP1遺伝子の活性が悪いひとはケトジェニックダイエットには向きません。

それは、ケトジェニックダイエットは脂質をエネルギー源にするダイエット方法なので、もともと脂質を燃焼しにくい体質の人はなかなか結果がでない、ということになります。


糖質を燃焼する力が弱い人(β3AR遺伝子)

インスリン抵抗性を起こしやすいので、糖質をエネルギーにしにくい体質です。

向いているのは糖質を制限するダイエットで、ケトジェニックダイエットは向いているダイエットになります。


脂質を燃焼する力が弱い人(UCP1遺伝子)

ケトジェニックダイエットには向かないタイプ。

タンパク質を多めに摂り、筋トレで基礎代謝をアップさせる方法が向いています。

筋肉をつけやすいWPIプロテインや、ロイシンを追加して筋肉合成を促進させていきましょう。


たんぱく質の代謝が高まりやすく、筋肉がつきにくい(β2AR遺伝子)

筋肉がつきにくいタイプなので、筋トレで基礎代謝をアップさせるダイエットにはあまり向かないタイプです。

ケトジェニックダイエットや、有酸素運動で心拍数を管理するなどの方法で代謝をあげていきましょう。


3つのエネルギー源の代謝機能に関係する遺伝子を測定する方法

ユーグレナ2

ユーグレナ・マイヘルス・ダイエット体質遺伝子チェック

肥満遺伝子の測定キットはいろいろありますが、【ユーグレナ・マイヘルス・ダイエット体質遺伝子チェック】なら、3つのエネルギー源の代謝機能を調べることができるので、どのダイエット方法が適しているのか、どんな運動をするのが適しているのかがわかります。


まとめ

遺伝子検査には「調べる意味があるもの」「調べてもあまり意味がないもの」があります。

将来、ハゲになるかも・・・と心配して遺伝子を調べてもハゲてからじゃないと、対策をすることが出来ません。

つまり、予防策がないことを心配しても意味はないのです。

でも、今太っているからなんとかしたいという人が、栄養素の代謝機能を調べることには意味があります。

・どのエネルギー源を軸としたダイエットをしたらいいかがわかる
・避けるべき食品がわかる
・『筋トレ?』『有酸素運動?』、どの運動をしたらいいかがわかる

特に【避けるべき食品】がわかることは、これから先の人生でずっと役立つことになります。

脂質の代謝が悪い人が、ケトジェニックダイエットを行って脂質を摂り過ぎると、脂肪細胞がエネルギーとして中性脂肪を溜め込む原因となります。

その結果かえって太ってしまう原因になってしまうかも。

何よりエネルギーに変換するのに負担がかかるので、細胞の炎症や消化・吸収に時間がかかり効果的ではありません。

自分にあった最適なダイエット方法と運動の方法を探すために、エネルギー代謝機能を調べることには意味がありますよ。

その他にも妊活中・妊娠中なら葉酸の代謝機能を調べることも有効な手段。

日本人の約7割は葉酸の代謝が悪い遺伝子を持っています。

そんな人は多めに葉酸を摂る必要があるので、葉酸サプリを選ぶ基準にしてみてください。

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