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松戸競輪「ナイターGIII 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

8日から松戸競輪場でナイター開催にて行われてきた
「GIII 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」

きのう11日に決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。

決勝ふりかえり~理想的な突っ張り先行&番手まくり~

決勝 結果成績

1着 ⑨岩本俊介(千葉) [まくり]
2着 ①和田健太郎(千葉) [マーク]
3着 ⑤磯田旭(栃木)

松井宏佑選手(神奈川)が南関東ライン理想通りの
「突っ張り先行」へ持ち込み、相手ラインを完封

最終バックで冷静に番手まくりをきめた岩本選手が
地元GIIIを制し、和田選手との地元ワンツーを達成!

自力に転じた磯田選手がかろうじて3着に入り、
別線勢は「完敗」のレース内容となりました。

(アテにならない予想印は◎→○→▲で完全的中。うれしい…!)


『何が何でも南関から優勝者を出そうと』

頼りになる後輩達に支えてもらい、先輩達に後ろを固めていただきここまできた。バトンを渡してもらって、責任を果たせて良かったです。松井の気持ちが決まっていたし、何が何でも南関から優勝者を出そうと。前受けの突っ張りは考え通り。(中西が)外から追い上げて来たけど、松井が強かったので勝手に離されていった感じでしたね。

 自分か和田さんが優勝できるようにと思って踏ませてもらった。宏佑のおかげだし、和田さんが笑顔でいつも通り迎えてくれた。何度かある地元GIII優勝の中で今年は支えられた優勝だし、重みが違いました。

netkeirin『【燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯】優勝の岩本俊介「重みが違いました」
/決勝1着〜3着レース後コメント』より引用

地元千葉のレジェンド選手 滝澤正光 さんの名が冠された今大会。
是が非でも南関東ラインの3人は「誰かが優勝者にならないと…」
という思いでいたことは想像に難くありません。

そのなかでキッチリと松井選手が先行勝負にいけた。
しかも「突っ張り先行」という最高のカタチ
岩本選手&和田選手にバトンをつなげられたからこそ、
南関東ラインから優勝者が出た大きな要因となりました。

山口翼選手(茨城)と中西大選手(和歌山)が
積極的に仕掛けるところを、
ことごとく併せきっていった松井選手。
この期待に岩本選手が応えないワケがありません。

地元ワンツー決着という「最高の結果」になったことで
松井選手はレースに負けたものの(9着)、
ひとつの充実感は感じていることでしょう。


何もできなかった別線&単騎勢

松井選手の気迫に別ラインの選手たちは
「屈した」かたちとなりました。

単騎(ひとり)でうまく立ち回ると思われた
高橋晋也選手(福島)と上田尭弥選手(熊本)も
後方で満足いくレースができないまま、
それぞれ4着・7着という結果に。

それだけ今回は南関東ラインの「結束力」が強かったということ。
先の高松競輪「GIII 玉藻杯争覇戦」決勝でも
関東ラインが「結束力」で勝った=先行勝負に持ち込んだことで、
佐々木悠葵選手(群馬)の優勝劇がうまれました。

絆が強ければ強いほど、そのラインは強固となって
相手たちを粉砕する…。
やはり競輪における「ライン」って大事なんですよね~。


今度は恩を返せるように…

先輩と後輩のおぜん立てがあって今回の優勝を引き寄せた岩本選手。
今回受けた「恩」を今後のグレードレースで
「返せるように」していきたいですね。

そのためには、今回のような周りの万全なサポートを受けずとも
自分のチカラで展開を生み出していくことが重要となります。

自力選手は自ら展開をつくってこそ
自分で有利な流れを生み出し続ければ
おのずと1着回数がアップし、
グレードレースでも決勝常連選手となれるのです。

岩本選手は南関東地区 屈指の有力選手。
来年南関東地区のS級S班郡司浩平選手(神奈川)のみ
少し寂しい感じがするので、
岩本選手には来年期待しているのですが…。

だからこそ、岩本選手には今回の「恩」を大切にして、
“自力での優勝”“番手選手の優勝をサポートする走り”
今回の「恩」を「返していってほしい」です。

「恩を【受ける】」・「恩を【与える】」
これを繰り返していくことで選手は成長し、
ラインとしての絆もさらに強く大きくなっていくのだから。

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