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2023 GI 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント My Pick Up~初日~

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

いよいよ10月19日から、弥彦競輪場にて
「GI 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」が開催されます。

今日から4日間 My Pick Up として、個人的に注目しているレース
紹介&展望&予想印を掲載していきたいと思います。


寬仁親王牌ってなんだ?!

寬仁親王牌は1990年にアジアで初めて日本で開催された
「世界選手権自転車競技大会」を記念し、
それまで行われていた『国際グランプリ』
『世界選手権自転車競技日本大会特別記念レース』を併合する形で、
1992年5月に3日制のトーナメントとして第1回が開催されました。

皇室の寬仁親王殿下が世界選手権自転車競技大会組織委員会の
名誉総裁であらせられたことから、"寬仁親王牌"も下賜されました。

1993年に4日制トーナメントとなり、
翌94年には特別競輪として開催。
2016年から10月のGIレースとして定着しています。

出場選手の選抜方法

出場選手は総勢108名。選手選抜方法は以下の通りです。
(選考期間は開催年2月~7月)

  1. S級S班に在籍している選手

  2. 過去の寬仁親王牌で3回優勝したS級1班の選手
    (今回は該当選手なし)

  3. 選考期間内に2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)
    所属したS級1班の選手
    (今回は小原佑太選手[青森]、寺崎浩平選手[福井]、
    山崎賢人選手[長崎]、中野慎詞選手[岩手]、が該当)

  4. 前年の世界選手権自転車競技大会 トラック種目に出場した選手
    (今回は太田海也選手[岡山]が該当)

  5. 前年8月~開催年7月に世界選手権に準じる国際大会
    トラック種目で決勝1位~3位になった選手

  6. 開催年のアジア自転車競技選手権大会
    ケイリンorスプリントで1位になった選手

  7. 五輪トラック競技メダリスト
    開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会
    トラック競技に出場したS級1班の選手

  8. 開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会
    トラック競技で各種目1位~3位になった選手
    (ケイリンは決勝に出場した全選手を選抜)

  9. 開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会トラック競技に出場した
    選考期間内の平均競走得点が上位の選手

  10. 前年度の地区プロ自転車競技大会出場or出場予定で
    選考期間内の平均競走得点を勘案して、選考委員会が推薦した選手
    (1.~9.で108名に達しない場合に採用)

選考方法にもあるように、国内外の自転車トラック競技
優秀な成績を残した選手を優先して出場できるようにしています。

それゆえになかなかGIレースに出場できないけれど
トラック競技になるとめちゃくちゃ強い選手
多く選ばれる傾向があって、
普段のGIレースとはメンバー構成が大きく異なります

初日「選抜競走」もトラック競技優秀選手を優先!

GIレースでは「ポイントレース」や「特別選抜予選」
無失格完走で準決勝進出が確約される「優秀競走」が
組まれることが通例となっていますが、
寬仁親王牌「特別選抜予選」
トラック競技優秀選手を優遇しています。

初日「一次予選」が9レース
2着以内に入った18選手「二次予選A」に進出。
3着・4着の18選手「二次予選B」に出場します。

初日特別選抜予選は「日本競輪選手会理事長杯」と
「特別選抜予選」の2つにわかれています。

「日本競輪選手会理事長杯」1レース9名しか
出場できないレース。選抜方法は以下の通りです。

  1. 前年の世界選手権 ケイリンorスプリント1位~3位になった選手

  2. 開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会トラック競技
    ケイリン、スプリント、1kmタイムトライアルで1位
    になった選手
    (今年は菊池岳仁選手[長野/1kmTT 1位]
    雨谷一樹選手[栃木/スプリント1位]
    山口拳矢選手[岐阜/ケイリン1位]が該当)

  3. 選考期間内の平均競走得点が上位のS級S班の選手
    (開催年の全日本プロ選手権出場選手を優先)

  4. 開催年の全日本プロ選手権に出場した
    選考期間内の平均競走得点が上位のS級1班の選手

「特別選抜予選」は2レース。選抜方法は以下の通りです。

  1. 前年~開催年の UCI ネーションズカップorアジア自転車競技大会に出場し
    ケイリンorスプリントで1位になった選手

  2. 前年のKEIRINグランプリ優勝者

  3. 開催年の全日本プロ選手権ケイリン決勝出場選手
    (失格した選手は除く)

  4. 開催年の全日本プロ選手権スプリント
    1kmタイムトライアル2位・3位の選手

  5. 開催年の全日本プロ選手権チームスプリントで1位になった選手

  6. 選考期間内の平均競走得点が上位のS級S班の選手
    (開催年の全日本プロ選手権出場選手を優先)

  7. 開催年の全日本プロ選手権に出場した
    選考期間内の平均競走得点が上位のS級1班の選手

「日本競輪選手会理事長杯」上位5着までに入った選手と
「特別選抜予選」2着以内4選手
2日目の優秀競走「ローズカップ」へ進みます。
「ローズカップ」は無失格完走で準決勝進出が確約。

「日本競輪選手会理事長杯」6~9着選手
「特別選抜予選」3・4着4選手
そして5着の競走得点上位選手1名「二次予選A」へ。
「特別選抜予選」5着の競走得点下位選手
6~9着8選手「二次予選B」に回ります。

2日目「二次予選A」・「2次予選B」は3レースずつ合計6レース
「二次予選A」上位4着にまで入った12選手
「二次予選B」2着以内6選手の合計「18選手」
ローズカップ出場9選手とともに、3日目「準決勝」へ進みます。

「準決勝」上位3着までに入れば、無条件で決勝進出。
栄えある“親王牌”をめざすことになります。

それでは初日「日本競輪選手会理事長杯」と
「特別選抜予選」をMy Pick Upしていきましょう!


初日 展望

ケイリンらしい展開必至!
~12R日本競輪選手会理事長杯(発走:午後4時30分)~

出走メンバー
①松浦悠士(広島)
②佐藤慎太郎(福島)
③郡司浩平(神奈川)
④山口拳矢(岐阜)
⑤新田祐大(福島)
⑥菊池岳仁(長野)
⑦古性優作(大阪)
⑧雨谷一樹(栃木)
⑨守澤太志(秋田)

気になるラインの並びは…
⑤②⑨ ③ ① ④ ⑥⑨ ⑦ [細切れ戦]

“アテにならない”予想印
◎④山口

〇③郡司
▲②佐藤
☆⑦古性
△⑤新田
△①松浦

ラインができるのが関東コンビと北日本ラインだけ
残る4人は単騎(ひとり)での戦いとなり、
まさに“ケイリン”チックな展開が予想されます。

そうなれば単騎戦に強い山口拳矢選手の出番。
中団をしっかりキープして一気にまくり押し切るとみました。
郡司浩平選手も機動力を活かして上位へ。

佐藤慎太郎選手の突っ込みと古性優作選手の捌きも
しっかり警戒しなければなりません。

新田祐大選手は最近先行したりインからのまくりだったり
これまでの豪快な走りが鳴りを潜めていますが、
今大会はどんな動きをみせるでしょうか。

こっちは“ザ・競輪”!
~11R特別選抜予選(発走:午後3時52分)~

出走メンバー
①眞杉匠(栃木)
②山田庸平(佐賀)
③中野慎詞(岩手)
④南修二(大阪)
⑤犬伏湧也(徳島)
⑥渡邉一成(福島)
⑦松井宏佑(神奈川)
⑧成田和也(福島)
⑨平原康多(埼玉)

気になるラインの並びは…
③⑥⑧ ①⑨ ⑦ ⑤(②・④) [三分戦]
※ ()内は競りの意

“アテにならない”予想印
◎①眞杉

〇⑦松井
▲⑨平原
☆⑥渡邉
△⑤犬伏
△③中野

「日本競輪選手会理事長杯」がケイリンっぽい展開なのに対し、
「特別選抜予選」11Rは“ザ・競輪”が期待されそう。

同地区の自力選手が不在ということもあり、
南修二選手が犬伏湧也選手にジカ付け
山田庸平選手との“競り”となりました。

こうなるとさすがの犬伏湧也選手も豪快に仕掛け切れない。
そこを好機とみて眞杉匠選手が一気に仕留めると予想します。

番手の平原康多選手は体調面で常に不安がつきまとうので、
相手本線には単騎でスピーディーに動ける松井宏佑選手を抜擢。
穴は北日本ライン番手から渡邉一成選手の番手まくり。

「逃げ」か「まくり」か
~10R特別選抜予選(発走:午後3時17分)~

出走メンバー
①嘉永泰斗(熊本)
②稲川翔(大阪)
③小松崎大地(福島)
④河端朋之(岡山)
⑤浅井康太(三重)
⑥中島詩音(山梨)
⑦新山響平(青森)
⑧末木浩二(山梨)
⑨山田久徳(京都)

気になるラインの並びは…
⑨② ①⑤ ⑦③ ④ ⑥⑧ [四分戦]

“アテにならない”予想印
◎①嘉永

〇⑤浅井
▲③小松崎
☆⑦新山
△②稲川
△⑨山田

中島詩音選手が先行勝負を仕掛けるも、
格と脚力の違いで新山響平選手のカマシがアッサリ決まると思います。

そうなると「逃げる」新山選手と「まくる」嘉永泰斗選手の攻防に。
弥彦400mバンクは「まくり」や「差し」有利なだけに、
ここは嘉永選手が まくりきる とみました。
浅井康太選手がキッチリ追走してラインワンツーに期待。

新山選手のペースがハマれば北日本コンビの台頭。
まくりでごちゃつけば近畿コンビが波乱を呼び込みそうです。


一次予選のPointは?!

1R:寺崎浩平選手(福井)を使える東口善朋選手(和歌山)の抜け出し
2R:佐々木悠葵選手(群馬)のまくり一発
3R:太田竜馬選手(徳島)の動きにのって山田英明選手(佐賀)の番手抜け出し

4R:松本貴治選手(愛媛)vs阿部将大選手(大分)のまくり対決
5R:吉田有希選手(茨城)の先行vs山崎賢人選手(長崎)のまくり
6R:車券的には渡邉雄太選手(静岡)の自在性も
注目は取鳥雄吾選手(岡山)がどこまで逃げ粘れるか

7R:清水裕友選手(岡山)が早めに動くところを
小原佑太選手(青森)がスピードで対抗
8R:太田海也選手(岡山)のハイパワー発揮
9R:地元新潟のファンの期待を一身に背負う諸橋愛選手


【日本で唯一の村営による公営競技場】
【日本一“ふるさとダービー”にふさわしかった競輪場】

弥彦神社の神様が見守る前での4日間。
Dream Bank弥彦競輪でのアツい走りを楽しみたいと思います。

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