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2023 ガールズケイリン GI オールガールズクラシック 決勝回顧

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

松戸競輪場でのガールズケイリン「GI オールガールズクラシック」
10月4日に「決勝」行われました。
かるく振り返ってみようと思います。


決勝ふりかえり
~風雨を切り裂く圧巻のまくり!~

結果成績

1着 ③佐藤水菜 [まくり]
2着 ⑥吉川美穂(和歌山) [差し]
3着 ①久米詩(静岡)

尾方真生選手(福岡)が先行しようとするところ、
残り2周バックストレッチから児玉碧衣選手(福岡)が
カマシ先行に出る意外な展開。

この動きを後方で冷静に見ていた佐藤水菜選手。
自分のタイミングで最終ホームストレッチから動き出し、
土砂降りを切り裂く豪快なまくりを披露。

直線では相手を3車身ちぎる圧勝劇
オールガールズクラシック初代女王に輝きました。
これで佐藤水菜選手は12月29日平塚競輪場で行われる
ガールズケイリングランプリ2023の出場権もゲット
精神的にも余裕をもってトラック競技に打ち込めますね。

2着は中団から捲り追い込んだ吉川美穂選手。
今大会は3日連続で「佐藤水菜選手の2着」という結果に。
前々から積極的に動いた久米詩選手でしたが、まくり脚が伸びず3着
先行勝負を仕掛けた児玉碧衣選手はバテて4着に敗れました。


『後世に自分の名前を知ってもらえるチャンスが増えたので
凄く嬉しいです』

『初代女王』っていうのはこれから先に絶対に名前に挙げてもらえる重要な大会だと思っていたので、後世に自分の名前を知ってもらえるチャンスが増えたので凄く嬉しいです。

netkeirin『【オールガールズクラシック】初代女王に輝いた佐藤水菜の優勝インタビュー』
より引用

正直、レースは覚えていないのですが、外を行った時に伸びてくるかよりは止まった印象のある選手がいたので、そこにスピードが合わないようにとにかく前へ前へと思って踏みました。4コーナーで下りきる前に出切れて、そこで優勝は確信しました。

 雨で自転車が勝手に進んでしまったので、そこだけ落ち着いてコントロールしないといけないなという意識で走っていた。だからこそ、どこからでも行けるなと思っていましたね。

同上

自分も次の競輪祭では『絶対に勝たなきゃいけないとグランプリはない』という状況じゃなくて、試してみたいことを前向きにできるような状態で臨めると思う。あと1か月ちょっとしっかりと練習して、自分がやりたい戦法とかをできたら試してみたいと思います。

同上

トラック競技に重きを置いているだけあって、
ここでGIを制してガールズケイリングランプリの出場権も得られたことは、
今後の競技とレースの両立にむけて、大きな「貯金」になったと思います。

相手のマークも厳しくなってくるからこそ、
競輪祭女子王座戦では「試す」ことで戦術の幅が広がり
相手への“布石”を投じることもできます。
そして年末の大一番へイニシアチブを握ることもできる。

トラック競技メインの選手はどうしてもレースのあっせんが減り
ガールズケイリングランプリ出場へのハードルが高くなりますが、
数少ないレース出走でキッチリ結果を残すあたり、
さすがは現在のガールズのトップを走る選手だなと。

現状の最大目標は【パリ五輪での金メダル】
最高の結果を得るために、今回できた「貯金」に満足せず
トラック競技での成績向上に集中してほしいですね。


雨関係なくアッサリまくられた事実とどう向き合う?

4着 児玉碧衣(福岡=108期)
 正直、ナショナルの2人は意識していました(苦笑)。付いて行って2、3着は嫌だなと思っていたので、自分から動こうと思っていた。自分の脚力が足りなかったですね。雨だったのは関係なかったと思うけど、並びは嫌でしたね。最後はいっぱいいっぱいだったし、誰に抜かれたのかも分からなかったです。1周半はキツいっす(苦笑)。

netkeirin『【オールガールズクラシック】決勝2着〜7着コメント』より引用

児玉碧衣選手は先行勝負を仕掛けたものの、
ペースがあがらず佐藤水菜選手のまくりを許してしまいました。

「ナショナル組」不在のガールズケイリンを引っ張り続けてきただけに、
相手の動きについていく“賢い動き”はせず
“正々堂々”としたレースをすることは予想できていましたが、
先行勝負に出たのは、それこそ「パールカップ」を優勝して
ガールズケイリングランプリ出場権をすでにゲットしている
児玉選手だからこそ、「試した」のかもしれません。

今回の戦法は失敗に終わりましたが、
ちゃんと自分のペースをあげないとまくられるという
経験値と結果は収穫できたので、
競輪祭女子王座戦に向けてどのようにアップデートしていくか。

あと1回「試せる」状況にある児玉選手の
競輪祭女子王座戦での動きに注目したいと思います。


アンダーカードも充実した結果に

前半1~6Rで行われたグループレースも
充実した内容となりました。

刈込奈那選手(千葉)・竹野百香選手(三重)の
うれしいキャリア初優勝あり、
長年トップ戦線で活躍してきた
石井貴子選手(千葉・106期)の復活優勝あり。

トップ選手が本戦に回ったことで
スポットライトが当たった選手も多くいたので、
「アンダーカード」のグループレース開催は成功だったと思います。

今回トップ選手がそろった大会を経験したことで
来年以降「アンダーカード」で出た選手が「本戦」に出場できるよう、
今回の経験をモチベーションにして
今後の開催での活躍を期待したいと思います。

(まあ石井貴子選手はケガさえなければ
フツーに本戦に出場できるチカラがある選手なんですけどね)


残るガールズGIは「競輪祭女子王座戦」!

ガールズケイリンのGIレースは残り1つ。
11月21日~23日まで小倉競輪場「競輪祭女子王座戦」が開催予定。
男子の「競輪祭」と同時開催で行われ、
男子同様この大会でガールズケイリングランプリ出場者が決まります

「パールカップ」児玉碧衣選手が優勝。
「オールガールズクラシック」では佐藤水菜選手が優勝。

残るグランプリ出場枠は「5」
勝負をかけた激しいレースが予想されます。

グランプリの命運を握るラストのGI。
熱戦に期待しましょう。

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