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2023 GI 日本選手権競輪 My Pick Up~最終日「決勝」回顧~

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

平塚競輪場「GI 日本選手権競輪」
きのう7日に【決勝】が行われました。
かるく振り返ってみたいと思います。

自身の「戦法」を貫いて
父子2代のGIウィナー誕生!

結果成績

1着 ④山口拳矢(岐阜) [差し]
2着 ③清水裕友(山口) [まくり]
3着 ②佐藤慎太郎(福島)

犬伏湧也選手(徳島)が一気呵成の先行勝負。
それに応えるように清水選手が最終周回バックストレッチで番手発進

直線しっかり押し切るかと思われましたが、
3コーナーすぎからまくってきた
山口拳矢選手が執念のハンドル投げでかわして、
自身初のGIタイトル制覇!

そして競輪史上3例目となる
【父子2代でのGIタイトル制覇】となりました。

脇本雄太選手は後方に自転車を下げたものの、
犬伏湧也選手と新山響平選手が「かかりすぎて」
まくり が不発 7着に敗れました


『自分のスタイルは崩さずやっていきたい』

 信じられない気持ちです。(優勝者インタビューが父で)泣きそうになるかなって思ったけど大丈夫でした(笑)。今回は(初出場初Vを決めた岐阜のGII)共同の時みたいなイケそうな予感があったんです。決勝が目標だったので、まさか優勝とは思わなかったですが。

 父がGIを獲ったのが30歳だったので、なんとなく自分もそれまでにはって漠然とした目標があった。来年はSS班になるので、意識しないっていうのは難しいと思うけど、自分のスタイルは崩さずやっていきたい。

netkeirin『【日本選手権競輪】決勝を制した山口拳矢「信じられない気持ちです」』より引用

山口拳矢選手の父は、
かつて【最強の支部長】と称された山口幸二さん。
お父様は事務的な仕事もしなければならない
所属都道府県の「支部長」を兼ねながら、
常にS級のトップ戦線で活躍した名選手でした。

そのお父様に少しでも早く近づきたいと
拳矢選手が考えた「戦法」は「スピードある まくり 」でした。

グレードレース戦線でも
他の若手選手が先行勝負を仕掛けていくなか、
拳矢選手は徹底して「まくり」のスタイルを崩さず

この姿勢が実を結んだのが、今大会の決勝レースでした。
「何でも自由にできる」単騎(ひとり)の戦いだからこそ、
最大級の威力を発揮した「スピードある まくり 」。

ゴールラインのハンドル投げで
第77代の「ダービー王」をつかみとったのです。


準決勝の反省を糧にした犬伏湧也の
“おぜん立て”を活かせなかった清水裕友

清水裕友選手は犬伏湧也選手の“おぜん立て”を活かせず
最後の最後 山口拳矢選手にかわされてしまいました。
それでも今大会は「ゴールデンレーサー賞」で先行勝負を仕掛けるなど、
積極的なレースが戻ってきた印象だったので、
今後のグレードレース戦線での活躍が期待できそうです。

清水選手への“おぜん立て”が完ぺきにできた犬伏湧也選手。
準決勝では“一瞬のスキ”を見せてしまい
脇本雄太選手の完勝を許してしまいましたが、
決勝レースでは脇本雄太選手をまくらせず、
中団に位置した新山響平選手をも出させない
「完ぺきな先行勝負」を展開することができました。

結果は9着とふるいませんでしたが、
「貸し・借り」の要素があるのも競輪の面白さのひとつ。
この“奉公”が報われるときは、必ず来ることでしょう。

『スピードがある子達が今の競輪の主流になっている』

 スピードがある子達が今の競輪の主流になっているし、犬伏君を決勝に上げてしまったのが失敗。やはり2段駆け相手では、厳しいので。

netkeirin『【日本選手権競輪】決勝4着〜9着選手のコメント!』より引用

脇本雄太選手本人がこう振り返るように、
山口拳矢選手の優勝で 先行 であれ まくり であれ
今後「スピードが重視」されるレースが
ますます増えていきそうな気がします。

「選手個人のスピード」「ラインの番手まくり戦法」
ガッチリ噛みあえば、さすがの脇本雄太でもまくりきるのは困難
それを象徴する決勝レースとなりました。

そのなかをどう「かいくぐって」勝ち星を積み重ねるか。
最強のグランプリ王者だからこその「課題」が突き付けられました。

単純な まくり だけでは勝てなくなってきているだけに、
それを上回るスピードを磨くのか。
それともトラック競技のスプリントレースのような
相手を「引きつけて逃げる」といった
戦術の引き出しを増やしていくのか。

最強の王者の復権を次回のGIで楽しみにしたいと思います。


次回 特別競輪は GI「高松宮記念杯」

日本選手権競輪が終わり、またしばらくグレードレース戦線は
全国各地でのGIIIレースが続いていきます。
直近のGIIIレース5月13~16日
函館競輪場で行われる「五稜郭杯争奪戦」

次回 GI・GIIクラスの「特別競輪」
6月13~18日岸和田競輪場で行われる「GI 高松宮記念杯競輪」
併催でガールズケイリン初のGI「パールカップ」も行われます。

今年から「高松宮記念杯」は
東西に分かれての勝ち上がり方式に変更はないものの、
「競輪祭」同様 一次予選が「ポイント制」となり
史上初の【6日間開催】となります。

梅雨どきということもあり、
決勝日はほぼ雨の日になりやすいことから
【雨の宮杯】とも称される「高松宮記念杯」。

「パールカップ」含めて
6日間の東西バトルに期待しましょう!


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