2018年12月13日(木曜日) 日記13日目

 ふたご座流星群が今日の夜から見る事ができるということで、家の中でネットの中継をずっと見ていました。
 インターネットはとにかく便利で、大抵何かしら大きなイベントがある時は、企業主体、個人主体問わずインターネットの配信サイトを使ってイベントを中継していたりします。
 家から出ることができないイベントに参加できない人たちは、それを見ながら楽しさを共有し寂しさを募らせて、おそらく行われるであろう次回のイベントへの参加に意欲を募らせるわけですね。まったく便利な世の中です。
 家に居ながら満点の星空を眺め、時折、直線に発光して消えていく星を見つけては、綺麗だなぁと誰でも思いつくような感想を述べていました。しかし、最近のカメラは高性能で夜の星空については当然撮影することが出来ますが、曇り空の雲の濃淡まで写し撮ることができるんですね。
 ああいう暗闇の濃淡を表現できたら最高だなぁとは思うんですが、今使っているスマホではそんな夜の曇り空の濃淡どころか、月をうまく撮ることもできません。肉眼では雲の濃淡も、月の光の輪も両方とも見る事ができるんですけどね。スマホは一体何を処理しているのでしょうか。
 また私はとても目が悪い。眼鏡をしないと、世界中の輪郭がぼやけて、外を歩くことすらできません。それでも世界の輪郭は正確にそこにあるのが不思議で仕方ありません。子供の頃の私の目は本当にそれを全て正確に見ていたんですかね。
 眼鏡をするとある程度、世の中の輪郭がはっきりするのは、眼鏡の中のレンズと私の眼球の歪みが調整されているからで、それもまた不思議な話です。私の眼球の何が屈折してしまい、そして透明なレンズの何が屈折することで、私の目の中の正確な世界が構築されているのでしょう。光? 確かに暗闇では誰も歩けないですが。

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