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ほごねこ八兵衛の成長記

 2019年7月下旬、保護猫の里親を募集する「むさしの地域猫の会」の譲渡会で茶白の子ネコを譲ってもらいました。八兵衛(Hachibey)と名前をつけた数日後に書き留めた感想文があったので、当時を振り返ってココからハチとの生活を記録してみようかと思います。ネコとの遭遇と和解の顛末にすこしお付き合いください。

##『2019年7月30日の思い出』

 ネコを飼い始めた。彼の名は八兵衛(はちべえ)と言う。譲渡会でゲージに8が振ってあったので縁起を担いだ。軽いネコアレルギーのため室内飼いは躊躇していたがハチとは相性が良いらしい。目のかゆみやくしゃみなどの症状は今のところない。

 ハチは茶トラに白い毛が混じった茶白だ。人を恐れ、近寄るだけでシャーと牙をむく。生まれて3カ月ほど野良だったので怖い目にあったのだろう。ただ、ごはんの後は「なでれ」とばかりにみゃあと鳴く。見事なツンデレだ。

 ウチにきて2日目の晩、柵越しに指でちょっかいを出していたらゴロゴロと喉を鳴らした。「ちょっと慣れたかな?」と思い、ゲージから出した直後、Bダッシュで逃げ出した。追跡すること小一時間。銭形警部の気持ちが分かった気がした。

 「ネコとの和解」は言うほど楽ではないらしい。排泄物の世話も大変だ。それでもハチのお陰で楽しみが増えた。家族も増えたことだし、もうすこし仕事に励もうと思う。働かなくてもよいという“ネコの国”に、いつか連れて行ってもらえるように。

#保護ネコ , #成長記 , #八兵衛 , #ネコに教えられたこと


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