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漢字文化圏の言語を足して割った人工言語を作ってみた

こんにちは、はちあです。今回は私が作っている人工言語、トントン語について、なぜ作り始めたのか、どういう仕組みなのかなどご紹介していきたいと思います。

トントン語を作り始めた理由

突然ですが皆さんは英語が難しいと思ったことはありませんか?複数形とか、不規則活用とか、三単現のsとか。英語という言語は日本語とかけ離れているため日本人にとって習得が難しいのです。

しかしお互いの言語がわからない人同士でコミュニケーションを取るときというのは必ずと言っていいほど英語が使われます。

しかし、よく考えてみてください。

例えば日本人と中国人がコミュニケーションを取るとき、大体英語が使われますが、なぜ日本語とも中国語とも似ていない英語でコミュニケーションを取らねばならんのでしょうか?

日本語と中国語は同じ漢字文化圏に属している言語ですから、似ている要素がたくさんあります。それなのにどちらとも似ていない英語を使う。これはもったいないのではないかと考えたわけです。

そこで、私は東洋の共通語として漢文を普及させればよいと考えたわけです。

しかし、漢文は国によって発音が違います。それに、漢文は現在形と過去形の区別がない、語彙が多いなど、少し使いづらい要素があります。

ならば漢字をベースにして新しい言語を作ってしまえばよいのではないか!

そう思ったわけです。

トントン語の語彙

トントン語の語彙がどのようにできているのか、それを説明するにはまず漢字文化圏の言語について説明しなければなりません。

そもそも漢字文化圏とはどういう意味でしょうか?

漢字文化圏の国というのは漢字を使っている国、もしくは漢字を使っていた国、という意味もありますが、古代中国語の単語をたくさん含んでいる国という考え方もできます。

例えば日本語には音読みと訓読みがあります。訓読みは日本固有の読み方で音読みは中国から来た読み方と習ったと思いますが、実は中国から来た読み方を持っている言語というのは日本語だけでなく韓国語やベトナム語もそうなのです。

ですから、漢字文化圏の言語というのは中国から来た言葉をたくさん含んでいるのです。なので漢字文化圏の言語というのは互いによく似ているのです。

例えば「治安」という言葉、
日本語では「チアン」と言いますが、
中国語では「チーアン」、
韓国語では「チアン」、
ベトナム語では「チーアン」と言います。

ならばこれを利用して、漢字文化圏の言語を全て調べ、その中間の発音を使って新しい言語が作れるのではないかと考えたわけです。

設計


まず漢字音を作ります。中国語の標準語、中国語の諸方言、古代中国語、朝鮮語、日本語、ベトナム語などの漢字の発音をすべて調べ、ちょうど中間の発音になるように作っていきます。

このとき、簡単に習得できるようにするために声調は無視することにしました。

漢字だけでは品詞がわかりづらいので動詞は「lu」で終わる、副詞は「ku」で終わるなどのルールを作り、漢文にはない時制も表せるよう改造します。

漢文をベースにしつつも日本語や現代中国語の要素も入れつつ学びやすいように設計していきました。


ということで、こんな感じで今わたくしが作っている人工言語、トントン語のご紹介でした。まだ未完成の言語ですが、こちらの記事で簡単に文法を解説しているのでぜひ読んでみてください!

こちらの動画でも文法解説しているのでぜひ見てみてください!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!


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