少年サッカーコーチをしていて始めて子供に泣かされた日

どうも!はっちです!

また少し昔話になってしまいます。申し訳ありません😓

作文みたいな文章能力なので、伝わるかどうかも微妙ですが、それでも良ければあなたの貴重なお時間をこの文章に使って頂くと嬉しいです✨

私がコーチを始めて3年目(当時は浪人してました😓)

私は一人の選手に泣かされました。

いや、ネガティブなものではなく感動してですよ?

私がその子と出会ったのは、その子が小学校3年生の時です。

当時のチームは市の大会で優勝するのが普通で試合をすれば勝ちまくるという凄まじいチームでした。

そんなチームにその子は入ってきたのです。

その子は、足は遅い、体の使い方も下手、顔はキリッとしていてカッコいい!

まぁ、普通のコーチからしたら使えない選手のレッテルを貼られる。そんな印象でした。

もちろん、練習試合に出してもプレーは上手くいかないし、その子にボールを出せば取られるなんてことは普通でした。

なので、その子をキーパーにしてみようとしました。

重心も低いですし、横の動きは早かったので。

本来なら、ここでこの子がキーパーとして活躍して都大会まで行きました!!!

なんて、物語が待ってるはずなのですが、キーパーでもダメでした。。。

そんな試行錯誤を続けていくうちに、その子自体もサッカーには集中しているのですが、だんだんと私に叩いてきたり、暴言を吐いたりとちょっかいを出してくるようになったんです。

本人も上手くいかないことに苛立っていたのだと思いますし、それを改善出来ない私に当たっているのだと思いました。それをされて私も苛立ちを覚えていました。

何も改善できないままその子は小学校5年生になりました。

そんな中、他の市のチームと練習試合をしたときです。

そのチームも市内の大会で優勝したりとかなりの強豪です。

試合は一進一退、同じレベルのチーム同士なので練習試合でしたがすごくいい試合をしていたことを覚えています。

その子は始めはもちろんベンチでした。

そして2試合目、その子がフォワードで出たときに私は泣かされました。

こちらも相手もあまり選手に変更はあまりなく、3人ぐらい交代したと思います。(当時は11人制で両チームのベンチは5人ぐらいでした。)

まぁ、またその子のところで取られるだろうから、取られたあとのディフェンスの切り替えの練習が出来ればぐらいに考えていました。

しかし、この考えは裏切られました。

その子にパスがわたると、しっかりとキープしてパスを出し、また走りボールをもらいパスを出す。ゴール前でシュートを打つ。

まるで、その子が中心のようなチームになっていたんです。

その子にパスがわたり周りの選手を活かして楽しくサッカーをして点を決めてチームの輪の中の中心でその子がチームメイトから祝福をされているときに私は泣いていました。

試合こ終わり戻ってくると
「○○スゲーよ!めっちゃ上手くなってるから!コーチ、次も○○出してよ!○○とサッカーしたい!」

もちろん、次の試合にも出しました。そのあとの試合でもその子は活躍しました。

その子はレギュラーにはなれませんでした。

しかし、後半や流れを変えたいときにはその子を絶対に出していました。

その試合の1年後の都大会でもです。相手はこの年に準優勝したチーム、後半5分に出しました。

でる前に「いま、五分五分で何か手を打たなきゃいけない、だからいつもみたいに流れを変えてきてほしい!あとは、この大会はみんなが頑張ったご褒美だと思ってるから楽しんできて!」

その子を出せたのは13分でした。その子も全力で勝ちにいこうとしていました!そのプレーはいつも通りの素晴らしいプレーでした✨

この経験から私は出来ない子はいない!その子のサッカーセンスをどのように開花させるか。それが少年サッカーの指導者だと思うようになりました。

なのでコーチのみなさん、ベンチに座っている選手を見捨てないでください!その選手がチームを救う日が必ずきます。

そしてサッカーをしている子のご両親、ベンチに座っている時間が多いと辛いですよね?家であんなに努力しているのになんで?って思うこともあると思います。

でも、その努力はいつかは分かりませんがそのチームを救う一撃になるときが必ず来ます。
なので、毎日の努力を褒めてあげてください!いつかは分からないがその努力がチームを救う日が来ます。

長々と昔話をして申し訳ありません。

最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!

以上、はっちでした✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?