「実物を見たい」は古い価値観?

コロナで外出を控えるようになって1年が経ちます。
あちこちで百貨店や大型ショッピングモール、ブランドの倒産のニュースをやっています。

もともとコロナよりも前から、じわりじわりとネットでショッピングや本を読むというのか根付き始めていて、倒産は時間の問題だったのかもしれません。

私は本が好きです。
図書館に住みたいくらいです。
でも実際、欲しい本を全て紙媒体で買うと部屋に生活スペースが無くなります。
だから、ここ数年は漫画はスマホで、小説等の文字系は紙媒体で購入しています。

小説の字がスマホだと見にくいというのもありますが、本を買うところからが好きなんです。
目当ての本とかは考えず、本屋さんをぶらぶら歩いて、目に止まった本を買います。
もちろん、この本は自分の好みじゃなかったな、なんてこともあります。でも、それも楽しいんです。

本に限らず大抵の買い物はそんな感じです。
服はブランドとか全く考えず、服屋さんの入り口にいるマネキンのコーディネートが気になったところに入ります。
家具は何を買うかと大体の予算は決めていきますが、気に入ったものがあれば予算はあまり気にしません。

予算を気にしないなんて、なんだか凄くお金持ちみたいな買い物の仕方ですが、そんな事はありません。むしろ貧乏寄りの家計です。
たくさんは買えません。だからこそ、気に入った一つを長く使う為に、事前情報無しに実物を見て、フィーリングで買い物をします。

服なんかはネットショッピングを利用することもありますが、そういう物ってなんだかあまりときめかないんですよね…。
悩んで悩んで買ったはいいけど、結局ほとんど着なかったり、すぐ着なくなったりします。
実際に見てときめいて買ったものは2年も3年も着ることもあります。

ネットショッピングのサイトを見るのは好きなんですけどね…
欲しいとまでは思わないんです。

いろんなお店がなくなっていく世の中です。
きっとこれから実店舗を持たないブランドというのか増えていくんだと思います。
でも、実物を見たい派のための場所が残ってくれるといいなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?