ゆきば

きっと未来できみはもっと
上手に恋をしていてよ
じゃないと私が今こんなに
下手な恋に明け暮れて
沈んでいる意味を持たないでしょう

いつもと同じお菓子とのみもの
傾けたコーヒーの香りが前よりも他人みたい
ぎこちない笑みを私に配って
私が笑えると思わないで
合わない視線に何を思うかなんて
わたしにも夜にも届くわけない


きっと未来できみはもっと
上手に恋をしているよ
だから私も今みじめで
下手な恋に足がもつれて
動けない意味を持たないでしょう


いつもと同じ椅子と風景
ああまたわたしは揺られているんだ
降っている雨に心が揺れて
人肌の空気が肌を伝っても
あなたの温度に興味はないかも


だからわたしのみらいはきっと
あなたに愛を送っているよ
届かない想いの行き場がみえなくても
送るしかないんだわたしは愛を

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