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冬場の夕方の空の色が好きだ

夜ほど暗くはないがなにか切なさを残した色

校門を出てその色を目に移せば

安堵のため息とともに頰が緩む

そんな瞬間少しだけ心に余裕が生まれる

朝までまだ長い 今日はまだ続いている


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「音」というものは人間に心地よさを与えるものであるとともに

時折不快感や不安を与える要素となる

わたしは音を好む人間ではない

1人で道を歩く時はイヤホンをお供に

自分が心地よいと感じる音たちだけを集め聞いている

耳を閉ざした状態で見る人々はなかなか面白いもので

ゲームに夢中になっていたり

疲れて口をおおっ広げて寝ていたら

なにか嬉しいことがあったのか微笑んでいたり

人間とはなんとも感情豊かである

わたしは生きるのが下手くそだ

もっと言えば生きることに向いていない

感じなくていいものを感じてしまうし

背負わなくてもいいものを背負う

他の人間と比べて肩の荷は10倍はある

窮屈な世界に生きている

わたしがこの世界に生きていて

楽しかった

と思える日はやってくるのか

ただ無我夢中に生きている今

青春と言われる時間を苦笑いで謳歌する今

人生の旅路は続いている

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