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はじめた


特になんの理由もないけど

昔から字を書くことが好きだった

小学生の時に文章に書くことに出会って

そこから書くという行為に一種の快感を覚えた

何かを書き綴ることで自分の中で何かがスッキリするようなそんな幻覚を感じたからだろう

言葉は常に自分の周りにあふれていて

中には汚い言葉も人を傷つける言葉もある

でもそんな言葉を文字に表すことで

その言葉が持つ本来の意味とか言葉の感情とかが知れると思うから

わたしは書く

書きたいように

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人間誰しも必ず好きな人がいるはずだ

例えそれが家族だろうと恋人だろうとテレビの向こうのアイドルだろうと対象は問わない

わたしにももちろんいる

それは野球を職としている人たち

世間的に言えば推しとかいう対象になるのかもしれないけど

わたしの中ではなんとなく心にずっと居座ってる人っていう感覚

今までいろんな経験をした

アイドルを好きになって夢中に追いかけた

でも彼と彼らと出会って所詮偶像であるということに改めて気づいた

なぜ彼らにそしてその中の彼1人に惹かれたのか

詳しいきっかけとかそんなもの忘却の彼方

教えてくれるなら教えて欲しいくらい

彼はいつでも笑顔が素敵だった

選手というものはとても儚いものである

ある日突然職を失うことも

身体の自由を失うことも

罵声をひたすら浴びさせられることも

わたしには考えられないようなことがたくさんある職

でもその中で彼はいつも笑顔だ

特に練習

練習中何が楽しいのかわからないけれど

ひたすら無邪気に微笑んでいる

 なぜなんだろう

笑顔は時に切ないものと化す

捉えようのない 言葉に表しようがない感情を彼の笑顔から感じた時

もうわたしはすでに彼の虜だったのかもしれない

彼の未来が見てみたかった

導く先に何があるのか どんな結末なのか

夏の夜空に上がる打ち上げ花火のように

儚く消えてしまうのだろうか


拝啓 彼

元気ですか?体を壊してませんか?

ちゃんとご飯食べてますか?たくさん寝れていますか?

今あなたは幸せですか?




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