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2020年。「書くこと」は自分自身であること。

結局、書くことは自分自身である。

2019年10月、私は人生で初めて「書くこと」と向き合い出しました。それまでの私は、書くことに苦手意識があり、「書くこと」に意識を向けたこともありません。

■何気ない言葉に心が納得した

書くきっかけを与えてくれたのは、2019年9月25日に開催された「思考の整理・書く技術」という勉強会です。

キャリアコンサルタント(以下キャリコン)の先輩経由で、この勉強会のことを知ったこともあり、キャリコンに関する勉強会だと勘違いをしていました。

・自分の頭の中を整理して、クライアントの話を聞きたい
・レポート作成時のノウハウを知りたい

勉強会のタイトルを見て、キャリコンで何か役に立つヒントがあると感じ、参加を決めました。

勉強会当日。当然、キャリコンに関する話は一切ありません。けれども、勉強会の中で出てきた2つの言葉に、心が大きく動かされました。

(1)まず大事なのは「自分」を知ること
(2)人はすぐに忘れる生き物

(1)まず大事なのは「自分」を知ること

この言葉を書き、「(私は)自分のことを自分で知っている?」と自問自答しました。

けれども言葉が上手く出てこない。

誰よりも「自分」は一緒にいる存在であり、理解しているはずなのに、言葉が溢れてこない。これまで生きてきた31年間の人生を語るのは、こんなものなのか。「自分」を言葉にできないことに、初めて戸惑いを感じました。

また、『自分を知らずに、他人を知ることができるの?』と、心のささやきが聞こえてきました。

私はこれまで、向き合いたくない過去や、嫌なことに蓋を閉めてきました。この機会に、これからは、良いことも悪いことも、誰よりも自分自身が受け止めたいと思いました。

(2)人はすぐに忘れる生き物

・20分後 ⇒ 42%忘れている
・1時間後⇒56%忘れている
・1日後 ⇒74%忘れている
※エビングハウスの忘却曲線より

人は、大切にしたいと思い出を忘れていく。心に刻んだはずなのに、時間が経てば、その時の感情は薄れていく。

私は、人が忘れることは、自然なことで「仕方がないこと」だと思っていました。一方で「忘れてしまうなら、この経験は必要ある?」「何のために、この経験をしているの?」という疑問を抱いていました。

過去の経験が今の自分を作っているのであれば、過去に戻れる唯一の手段は、やっぱり「書くこと」です。

この2つの気付きから、心が納得し、教わった内容をヒントに、翌日から書き始めました。

■書くとは「手段」であること。

2018年10月から、ツイッターとノート(手帳)とnoteを始めました。

とにかく「書く」時間が楽しくて、愛おしい。

何気ない日常の気付きや思いを、ノートや書き留め、ツイッターで発信し、noteにまとめる。

目まぐるしく過ぎていく毎日を、一旦立ち止まり、ノートやTwitter、noteに綴る。書き始めて3カ月間、立ち止まり、心と向き合う時間は、自分らしさを感じます。

■2020年。私が書く理由

書き始めて3ヶ月経ちました。2020年は、2つのことを「書く」を通して実現していきます。

(1)自分自身の備忘録
(2)他者と心と価値観で繋がる

(1)自分自身の備忘録

私は3ヶ月間、書くことと向き合った中で、書くことと自分自身はイコールだと思うようになりました。発信した言葉1つひとつは、私の心と頭を、表現できる可能な限り絞り出し、綴ってきました。

つまり、このnoteに綴る文は、「今」の私なのです。

話しは変わりますが、私は「日々是好日」という言葉が大好きです。

【日々是好日とは】
一般に私達が、今日はよい日だ悪い日だという場合、天気だけでなく、お金が儲かった・損をした、よいことがあった・嫌なことがあったなど、そんなものさしで判断します。
しかし、これは優劣・損得・是非にとらわれた考え方です。
それではたとえ、ある日幸運が訪ずれても、その後に来る不運に脅えなければなりません。
日々是好日とは、そんなこだわり、とらわれをさっぱり捨て切って、その日一日をただありのままに生きる、清々しい境地です。たとえば、嵐の日であろうと、何か大切なものを失った日であろうと、ただひたすら、ありのままに生きれば、全てが好日こうにちなのです。
※少林山 達磨寺HP参照

私は、まだ軸が強くなく、右往左往しながら、時には迷い、それでも自分なりの答えを見つけながら、1歩1歩進んでいます。

その時に助けてくれるのが、自分自身の過去の記録であり、過去の記録が日々是好日に感じるのです。

だから、文を書くことを気張らず、2020年も「書くこと」を楽しんでいきたいです。

(2)他者と心と価値観で繋がる

人は大切にしたいと思う人と、その殆どですれ違います。それはきっと、心は目に見えないから。見えない心というものを相手に、私たちができることがあるのでしょうか。

伝えるしかないんだと思います。

けれども、言葉という道具は曖昧で、そのうえ、使いこなすことが難しい。

それでも伝え続けることに意味があるように思います。今すぐに伝わらなくても、いつかきっと伝わることを信じて。

そんな思いで、2020年は書き続けていきたいと思います。

わぁぁーーーー!!が、、、頑張ります!!