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「初心忘れるべからず」って言うけれど

「初心忘れるべからず」って思うなら、初心の心を残しておこう。

に気付いた記事を見つけました。1年半前に、私が職場のホームページに残していた記事です。当時、人事に関する記事ばかり書いていた中に、1つだけ、私の心が埋もれていました。

以下は2018年8月に、私が書いたブログです。

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『役割』

実は、去年から私は「課長」という役職を任命された。

なぜこのタイミングでお伝えすることにしたかというと、今ようやく自分の役割を見つけることが、できつつあるから。

1年ちょっと前、人事発表があったときの自分の気持ちを、今でもはっきりと覚えている。

嬉しさ1、疑問、不安、否定的な気持ち4、プレッシャー5。

会社に評価してもらったという嬉しさ1割。

(日々全力投球の私に)これ以上負荷を掛けないで欲しい。責任を私に押しつけないで欲しい。そもそも私には管理職は向いていない。そんな疑問、不安、否定的な気持ち4割。

管理職って何をしたらよいの?何かあったら私が責任を取るのか…。事務職全体を私が把握しなければ…などプレッシャー5割。

つまり私は、この人事発表を素直に喜べずにいたのだ。

案の定、考えは行動となって現れていた。

当時、管理職として、誰よりも会社のこと、人事のことを、事務のことを把握したかった(と思い込んでいた)ため、何でも知りたかったし、知らないことがあるとイライラしていた。

自分のミスでないことを怒られることに、「気にしないでいいよ~♪」と言いながら内心イライラしていた。

私は器用な人間ではないので、嬉しいときは笑顔になるし、悲しいとは下を向くような分かりやすい性格だ。

だから、どんなに表面上では繕っていても、言葉になったり態度に出ていたんだろうなと思う。

そんな肩の力が入りまくりの私を変えてくれたのは、やっぱり周囲の支えだった。

今では、絶対に私より求人について詳しい部下は、今でも私に「ねぇねぇ相談に乗って欲しいんだけど…」と言ってくれる。表情を見ている限り、本気で頼ってきてくれている。

上司は私がミスをすることを1度も攻めない。それよりも「ミスをしないためにどうしたら良いか考えよう」「永田が一人で背負い込むから、やり方から見直そう」と言ってくれる。

役職を与えられたからには、会社の一躍を担おうと思っていたはずが、周囲に支えられて、私は立っている。

そしてもう1つ気付いた。オールマイティーになる必要はないということ。

私は追求(理想を追求すること、利潤を追求すること、幸福を追求すること)と追究(原因を明らかにしようとすること)する欲求が人一倍強い。

そんな私の研究結果を求めてくれている仲間がいるのであれば、理想を追求しながら、自分の考えや意見をもっと磨いていきたいと思っている。

それが私に与えられた役職(役割)の意味であり、自分らしさだと思えるようになった。

役職、雇用形態、性別、年齢等、世間は様々な「型(枠)」であふれている。

それらのほとんどは、メディアや周囲の「何となく」だったり、自分自身の「イメージ」で作られているだけなのに、その言葉(カテゴリー)が持つ影響力は強い。

今回私は、気付かないうちに自分自身が作り上げた「課長」という役職のイメージに、自分自身を当てはめようとしていたことが、小さな失敗であり大きな気付きだった。

これからも自分自身で凝り固まったイメージで自分を縛るのではなく、もっと自分自身の理想を現実にしていきたい。

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会社のホームページに、なぜ書いたかを、全く思い出せません。だけど、多分、今日の日のために書いたんだな。と今の私は思えます。

『てか、めっちゃ長文書いとるやん!!』

『私昇格を否定的に捉えていたんだ。』

『そっか。周りに支えられて、今のポジションにいるんだよね』

など、当時の自分の気持ちに触れ、新たな感情が込み上げてきました。

書き残すことは、未来の自分への応援メッセージのようです。


あぁ。明日、部下にお礼を言いたい気分だな。

わぁぁーーーー!!が、、、頑張ります!!