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【Cresteaju】出来事年表(Switch版準拠)

Switch版Cresteajuの追加要素(主にエターナル・ディーン・ウィング(EDW)とエクストラダンジョン)において、様々な出来事の発生時期が新たに判明したので、折角だから時系列で整理してみたいと思い立って書き出してみました。

当年表は主に、ゲーム中盤(EDWイベント辺りまで)までに判明した内容に基づいて記載していますので、その旨ご了承願います。

Switch版追加のエクストラシナリオの内容まで含む、致命的なネタバレ入りの年表は別ページに記載しています。本当に物凄いネタバレなので、必ずエクストラシナリオクリア後の閲覧を強く推奨します。

《年表閲覧の注意点》
*「~年前」は、ゲーム開始時(クレスフィールド陥落)から何年前の出来事かを指します。
*表中の「EDW沿革」は、EDWの図書室で閲覧できるエターナル沿革を指します。
*「推定」と書かれている箇所は、作中で年代の詳細な特定ができず、台詞のニュアンスや状況を踏まえて大まかに推測したものです。実際はズレが生じている可能性もあります。
*当年表の内容は原作者のShouさんに確認したものではありません。あくまでゲーム内の内容から筆者が推測して記載したものとなります。

【2021/5/2】
ShouさんのTwitterにおいてCresの没シナリオ原稿が公開されて作中の一部設定が判明したことに伴い、サヴィアーとクレイシヴの出会いの時期(推定)を変更。
また、没シナリオの記載内容についても注釈欄で追記(没シナリオの内容記載についてはShouさんの許諾を得ております。有り難うございます)



<神聖フィルガルト帝国滅亡後~10年前まで>

【約1,000年前:神聖フィルガルト帝国滅亡後】
フィルガルト大陸全般に、人々の日々の営みを支える組織として大陸教会が設けられる。
特定の神を崇めない無神教であるが、古代の神ディーン、クレスティーユ、アージェの三名の御名、および「重過ぎた神の両手」によって滅んだ神聖フィルガルト帝国の最期を、伝承という形で千年に渡って人々に伝えてきた。

大陸教会の成り立ちに係る真相はネタバレ版の年表を参照。

【約100年前】
イーストプレーン中央で石炭の鉱脈が発見され、炭鉱都市ゼビアマインが作られる


【29年前】
アズグレイがダイで生まれる(根拠:EDW沿革)

Switch版の全キャラで唯一年齢(29歳)が本編中で確定している。


【約15~20年前】
*ライゼルが賞金稼ぎとして名を馳せる
*伝説の盗賊および盗賊団の活動が活性化する
(根拠:マークスでのライゼルの昔話)

ライゼルの昔話内の「20年近く昔」は自身が賞金稼ぎとして生きてきた過去を指しているとみられる。
一方、伝説の盗賊については序盤のシューティングスター本部で「20年くらい前にいた」と言われており、少なくとも15年以上前には名が売れていたと思われるが、最初にEDW沿革に出現した盗賊団の市町村襲撃は13年前のマークス襲撃であるため、マークス襲撃前の伝説の盗賊の活動は市町村の占拠ではなく、山賊や遺跡荒らしのような形での活動が中心であったと思われる。

*小規模な漁村だったフェイマルを、当時の議長が一代で港町に発展させる

12年前にアズグレイがフェイマルを訪れた際に「綺麗な街並み」と感想を抱いたことから、比較的最近まで発展が続いていたと仮定。


【13年前】
マークスが伝説の盗賊団の標的となる。ライゼルが自身の功名のためにマークスの助太刀を請け負うが盗賊団の策にはまり、町は襲撃を受けて甚大な被害がもたらされる。マークスはこの被害により自治体としての体力を大幅に損失し、13年後の現在でもその影響が尾を引いている
(根拠:EDW沿革、マークスでのライゼルの昔話)

記録に残る範囲では初の、伝説の盗賊による町の襲撃となる。
伝説の盗賊がなぜマークスを襲撃したのかは推測でしかないが、少なくともエターナル傘下時のクレスフィールドのように全面的に盗賊団が町を占拠した形跡はみられず、町長も「現在まで20年近く変わっていない」とされていて町政機構がそのまま存続していることを踏まえると、盗賊団による町の占拠については全く考えていなかったとみられる。
恐らく、当初の目的はダワン石取引でマークスが得た富の強奪であり、賞金稼ぎとして名が売れていたライゼルが町に加勢する報を受けてからは、ライゼルを出し抜いて町に打撃を与えて伝説の盗賊の名を知らしめること自体も目的と化したと思われる。


【12年前】
*ダイが伝説の盗賊団の襲撃を受ける(根拠:EDW沿革)

ダワン石取引の利益強奪という目的が想定されるマークス襲撃と異なり、ダイは特段の産物もない普通の田舎の村のため、村の利益強奪のために襲撃した可能性は極めて低い。
恐らくはマークスとダイを両方襲撃することで、地理的に中間に位置するノーステリアを威嚇することが主目的であったと推測される。
ただ、その後ノーステリアは防衛が強固で容易に落とせないと判断して、止む無くツーリア(もしくはサンピアス→シルバースター)を次の目標に定めたとみられる。

*アズグレイ(17歳)がダイの襲撃で被害を受けたことで、故郷のように外部から助けを得られない村を無くすべく都市間の協力体制の志を抱き、当時のフェイマル議長の支援を取り付ける
(根拠:EDW懇親会でのアズグレイの談話)


【11年前】
*アズグレイがフェイマル議長の支援金を元手に傭兵を雇い、エターナルの前身「アズグレイ戦士団」が創立(根拠:EDW沿革)
*ツーリアが盗賊団の襲撃を受けるも、アズグレイが資金と傭兵団を費やして防衛に成功する(不足した資金は捕らえた盗賊を奴隷としてツーリアで長期に渡り働かせることで補填) ツーリア防衛を通じてアズグレイとエドが知己の間柄となる
(根拠:EDW懇親会でのアズグレイの談話、EDWのハイジャッカーの話)

EDW沿革ではツーリアの盗賊団襲撃は10年前となっているが、アズグレイの談話を踏まえると戦士団の創立とツーリア襲撃は同時期と考えるのが妥当と思われる。
なお、この時にツーリアを襲撃した盗賊団は伝説の盗賊が率いる盗賊団と同一と確定できる材料が作中にない。(アズグレイの談話でもハイジャッカーの話でも、ツーリア襲撃に関しては伝説の盗賊の話が全く出なかったため) そのため、ツーリア襲撃に関しては別の盗賊団の可能性も視野に入れることが望ましいと思われる。


【約10年前(推定)】
フィルガルト遺跡ブームが勃発。フェイマルとドーグリがブームの影響で一時的に賑わう。フェイマルはこの時点で新興の港町として発展しつつあったうえに交通の便に優れていたことも手伝い、ブーム鎮静後もそれなりに遺跡観光客が残ったが、ドーグリはブーム鎮静後に反動で一気に衰退した
(遺跡ブーム時にドーグリで観光ガイドをしていたシンディの父親のジェームズ氏は、このブーム後の村の衰退で「村を豊かにしたかったのに叶わなかった」ことを酷く悩むようになり、後にエターナルに入信することになる)

序盤のドーグリの老人から聞ける「一昔前のフィルガルト遺跡ブームの時はこの村も結構賑わった」という発言より年代を推定。一般的に一昔前は10年前のことを指し、また20歳前後とみられるシンディが遺跡ブームの賑わいと衰退を実際に見ていることを踏まえると、概ね10年程度前で相違ないと思われる。
なお、同じく遺跡が点在するジーダイについては、目玉となる遺跡が発掘されたのは比較的近年であったため、遺跡ブームの影響を被ることはなかったと思われる。


【10年前】
*サンピアスが伝説の盗賊団の襲撃を受ける

EDW沿革ではサンピアスの盗賊団襲撃は9年前となっているが、実際に同地で盗賊団の被害を受けた当事者が「10年前」と断言しているため、そちらを基準とする。(※詳細はネタバレ版の年表を参照)
伝説の盗賊がサンピアスを襲撃した理由としてはダイの時同様、銀の取引で利益を得ていたシルバースターへの威嚇が最も可能性が高いと思われる。


<9年前~ゲーム開始時(クレスフィールド陥落)まで>


【8年前】
アズグレイ戦士団が盗賊団への対抗のために兵器開発部隊を開設
(根拠:EDW沿革)


【7年前】
フェイマルが盗賊団の襲撃を受ける(根拠:EDW沿革)

この時にフェイマルを襲った盗賊団は伝説の盗賊ではないことが確定している。(※詳細はネタバレ版の年表を参照)


【6年前】
アズグレイ戦士団がツーリアの区画整備に着工する(根拠:EDW沿革)

ツーリアの一般市民区画と奴隷区画がここで明確に分けられ、ツーリアの工業生産現場において辛い作業を奴隷に請け負わせることが常態化し始めたとみられる。(ツーリアにエターナル区画が増設されたのはこの2年後)


【5~6年前】
*ルナンが伝染病により昔の記憶を全て失い、ガゼールの養女となってクレスフィールドで暮らし始める
*セノウで伝染病が流行し、村人2名を残して全員死亡。アズグレイ戦士団が支援。恐らくこの時点でアズグレイとラーフィアが知己の間柄となる

セノウで伝染病が蔓延した時期については「5~6年前」(フェイマル水の遺跡でのサヴィアーの言葉)および「5年前」(EDW沿革)とされている。
ただ、EDW沿革は「アズグレイ戦士団が献身の支援をした」ことを記載するのが主目的とみられるため、戦士団が支援を行った5年前は伝染病流行の末期頃であったと推測される。
ルナンがガゼールの養女になったのは伝染病がまだ猛威を振るっていた時期なので、戦士団の支援より少し早い6年前と考えるのが妥当と思われる。


【約4~5年前(推定)】
サヴィアーが学者として身を立てるべくノーステリアの実家を出る

サヴィアーはアネートで「故郷では徹夜のサヴィアーと恐れられていたくらいなので徹夜なんか平気」と豪語しており、少なくともノーステリアの酒場で一目置かれるほど故郷で酒豪ぶりを披露していたことになる。
この世界での飲酒解禁の法定年齢は概ね18歳(オリジナル版のルナンの年齢より。恐らくSwitch版ではナックもこの年齢に引き上げられた)と考えられるので、少なくとも18歳まではノーステリアで暮らしていたことになる。
また、サヴィアーが家出したのは親に学者の夢を反対されたことによるものなので、成年になってそう経たないうちに家出したと考えられる。家出してからは数年間何の連絡もしなかったとのことなので、家出は概ね4~5年程前のことと思われる。


【4年前】
*アズグレイ戦士団がエターナルに改称される
*ツーリアがエターナルに賛同し、エターナルのツーリア拠点が建設される(根拠:EDW沿革)
*ライゼルがフィルガルトお笑い選手権でチャンピオンとなる

「4年に一度開かれる」とされているため、逆算すると前回のお笑い選手権はこの時期に実施されたことになる。


【3年前】
フェイマルがエターナルに賛同(根拠:EDW沿革)


【約2年前(推定)】
サヴィアーがクレイシヴに弟子入りして、不純物の少ない金属や精神体の研究を手伝うようになる。弟子入りしている一時期にクレイシヴとともにシルバースターに滞在して金属の研究を進め、その際に同地の遺跡発掘専門の学者リーザルと知己の間柄となる。

2021年5月2日付のShouさんのTwitterにおいて公開された没シナリオ原稿により、サヴィアーとクレイシヴの出会いについて、下記のような内容が想定されていた旨が判明している。

○サヴィアーは数年前に故郷ノーステリアを飛び出した後、興味を引く本を探しにツーリアの古本屋に立ち寄った際に初めてクレイシヴを見かけ、見過ごせない雰囲気に飲まれてしまった
○クレイシヴは古本屋で精神体について書かれた本を読んでおり、それに興味を持ったサヴィアーが話しかけ、自分の知らない多くのことを知っていると確信して弟子入りを志願した
○弟子入り志願を無視されても何度も頼み込んでいるうちに、「今度の実験は人手がいる」と言われて研究を手伝えるようになったが、クレイシヴとは研究以外は殆ど会話がなかった
○サヴィアーはクレイシヴのもとで約半年の間、研究を手伝っていた
○クレイシヴは何かの実験に係る結果を見た翌朝にサヴィアーのもとから姿を消し、サヴィアーは大陸中を巡ってクレイシヴを探す旅に出た
サヴィアーが研究を手伝っていた時期が約半年であり、クレイシヴが単独行動を始めたのが約1年前であることを踏まえると、サヴィアーの弟子入りは概ね2年弱前と考えられる。
また、没シナリオでは「クレイシヴは研究所で一人で暮らしていた」と書かれているが、サヴィアーとの出会いがツーリアの古本屋だったことを踏まえると、当時のクレイシヴの研究所はツーリア近郊にあった可能性が高いと思われる。


【2年前】
*ナックが大陸教会の修行でアルシアを離れる
(根拠:アルシアでのディザとナックの会話)
*フェイマルにエターナル拠点が建設される(根拠:EDW沿革)


【約1~2年前(推定)】
フォールンがエターナルのスパイとしてクレスフィールド議会に潜り込む

ガゼールやルナンの信任を取り付けて議会である程度の地位を得るには、最低でも1年以上は要したと考えられるため。
また、場合によっては彼がアネートのエターナルへの懐柔を陰で進めていた可能性もあるため、概ねこの辺りでスパイとして潜り込んだと推定される。


【約1年前(推定)】
クレイシヴがサヴィアーの元から姿を消す。それからサヴィアーは師の不穏な噂を耳にしだし、彼の目的を探るべく行方を追い始める

「不穏な噂」の一つが1年前のアルシアでのディザナック兄妹の両親殺害と思われるので、少なくともアルシアでの凶行前にはクレイシヴは姿を消したと推測される。


【1年前】
*アネートがエターナルに賛同(根拠:EDW沿革)

アネート町長と親交が深かったガゼールがこの事実を知らなかったことを踏まえると、恐らく1年前の段階では町長とエターナル間の密約に留まっており、アネートの一般市民は賛同の事実を知らなかったと思われる。
アネートの変調ぶり(エターナルが町中に増えた、エターナル幹部がひっきりなしに訪問していた等)についての証言も割と最近のこととして書かれているので、明確にエターナルの従属都市と化したのはゲーム開始(クレスフィールド陥落)の直前辺りと考えられる。

*アルシアでディザとナックの両親がクレイシヴの訪問を受けたが対立関係となり、殺害される。ディザが敵討ちのためにアルシアを離れて大陸中を巡る旅に出る
(根拠:ドーグリ南の遺跡でのクレイシヴの言葉、アルシアでのディザの昔話)


【数ヶ月前】
*エターナルがジーダイで遺跡(後の記憶の遺跡)発掘を開始する
*セーネ北西の森にエターナルの拠点が建設される

拠点を作ったのはセーネで誘拐事件を起こし、自作自演の解決劇を演じて同地をエターナルに取り込むため。

*炭鉱服のコレクションが流行り、ゼビアマインで炭鉱服が品薄になる


【ゲーム開始時(クレスフィールド陥落)とほぼ同時期】
*ゼビアマインがエターナルに賛同

EDW沿革ではクレスフィールド陥落の次に記載されていたので、恐らくはクレスフィールド陥落の報を受けたことと、資金援助を匂わされたことで炭鉱経営者のディヤマが賛同を決意したと思われる。

*シルバースター在住の遺跡発掘学者リーザルがアルシア近郊の遺跡で数点のグラウンドシップを発見

発見から新聞で特集を組まれるまでにかかる日数や、商品価値のあるグラウンドシップの売却手続きに要した日数などを踏まえると、クレスフィールドの陥落からそう経たない頃に発見したと考えられる。


…そして、Cresteaju本編へ続く…。