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Unrealが描くReal~現代アニメ考~

過日、『dアニメストア』にて二つのアニメを見た。

『終末のハーレム』と『境界戦記』の二本である。

偶、今冬アニメを三本見ると今、dアニメストアで1000P貰えると言うプレゼント企画の要件を満たす為上記二本と『怪人開発部の黒井津さん』を見た。

『怪人開発部~』は本来正義の側から語られるべき話を悪の側から而も妙に現実味を帯びた経済面から語るという一風変わったギャグアニメでありその中でも特にご当地ヒーローに焦点を当てている部分は今のコロナ禍における地方再生の一助ともなるべき、一石を投じた作品である。

基本ギャグアニメだが妙に世相がリアルに描かれている為に見ていて思わず胸が痛くなる様なシーンもある。

どちらかと言うと子供向けより大人向けなアニメである。

閑話休題

実は本題はここからである(笑)

残りの二本、『終末のハーレム』と『境界戦記』を見た時、そこに描かれている世界は確かに仮想世界なのだが、妙に現実の事象とシンクロしていてリアリティーがある。

前者は人間が作り出したウイルスにより人口の半数が死滅した世紀末世界をソフトアダルトに描いた作品。

後者は之も今現在日本が抱えている様々な問題を実にリアルに描いていて日本の未来予想図的様相を醸し出している。

『ガンダムZZ』の主題歌、『アニメじゃない』を思わずこの二つのアニメを見た時に思い出してしまった。

あの歌詞は当時一種の社会現象を引き起こした程、多くの人の心に突き刺さる歌詞だったと記憶している。

アニメなのに『アニメじゃない』と語られる歌詞の意味はアニメ世界の中で描かれている人々の心や世界観はそのままリアルな世界と同じである事を指している。

前述の今冬アニメもこれと同じであると言って良い。

コロナパンデミックは明らかな人災であり人々の愚行が生み出した言わば細菌兵器といってよい代物である。

自然発生的に生まれた物ではなく人々の軽挙妄動により生み出されてしまったと解釈しても差支えはあるまい。

そして今の世界の中の日本の現状も又、同じである。

様々な問題が山積し在日外国人の驚異に晒されており、其れにより国が幾つものブロックに寸断されている。

今や既に日本国は大和民族だけの物でなくなっており、多くの国の人々が住む多国籍国家となりつつある。

その中で日本人が日本人として日本という国を如何にして支えていくか?は今後の日本の大きな課題の1つである。

高がアニメと呼ばれていたのは遥か昔の出来事であり、今はアニメという仮想世界の方がより現実世界を映し出す鏡のような役割を持っている様に私には思える。

私が子供の頃は頭空っぽにしてワクワクドキドキを感じたが、今のアニメは余りにも現実に近すぎて頭を空には出来ない。

正に、Unrealが描くRealであると私は思う。


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